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今までの商品カテゴリーの切り口を変える

商品が売れない時代と言われていますが、僕はそれを違う角度から見てみたいと思います。これまでの商品が売れなくなったということは、新しい商品にチャンスが生まれているとも言えるのです。

僕は商品開発に携わる者として、「これまでにない商品を考えなければ」というプレッシャーを感じることがよくあります。しかし、実は既存のカテゴリー商品でも、新しい層に向けて新しい切り口でアプローチすることで、独自の価値を提供し、市場に新たな息吹を吹き込むことができるのです。

たとえば、焼き芋は日本ならではの食べ物ですが、最近では美しいサツマイモの品種が増え、若い世代にも人気の食べ物になっています。

かつては「石焼き芋」というスピーカーから流れる声につられて、子どもたちがリヤカーに集まっていましたが、今ではスーパーで焼き芋を手軽に購入できるようになりました。

これは、既存の商品を新しい方法で提供することで、新しい顧客層を開拓した例です。

また、コンビニ弁当も見た目の美しさが求められるようになりました。以前はご飯やおかずを詰めた後、上からフィルムをギュッと押し付けて出荷していましたが、それでは中身がずれないかもしれませんが、おかずやご飯が硬くなってしまうという問題がありました。

しかし、今のお客様はおしゃれな店やデザインの可愛らしい弁当に慣れ親しんでおり、見た目の美しさも重要視しています。


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