#26 「小説教室」高橋源一郎
小説を「つかまえる」とはなにか?
書けることは「本当に」知っていることだけ。「知っている」と「本当に知っている」は違う。まねる。あの、村上春樹も。
確かにそうだ。と思う。
例えばメール1通送るにしても、文章を書き始めると、「あれ?どうだったっけ?と立ち止まってしまうことが多々ある。それはわかった気になって本当にわかっていないからだ。そこで慌てて調べる。ということがある。
また真似をするということもそうだ。我々が作る文章は小さいから聞いてきた文章の寄せ集めだ。例え新しい発見があったとしても、文章にするためには使い古された言い回しを使って新しい事象を説明している。
また、人格自体も環境に大いに影響され、話し方書き方も大きく影響される。そういう意味では、我々が発している言語は真似ている。
読書#26(新書13:名著6:その他7)
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