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過去に感謝できる人は未来のことを考えることができる。過去に対する感謝もない人は未来を考えることができない。

イエローハットの創業者であり、
NPO法人「日本を美しくする会」の
相談役でもある
鍵山秀三郎さんの御言葉をご紹介します。


過去に感謝できる人は未来のことを考えることができる。過去に対する感謝もない人は未来を考えることができない。

私は、「平凡な人を非凡に育てましたね」と言われました。しかし、そうではありません。「平凡な人が平凡な仕事をしても成り立つ会社にした」だけなのです。だから、平凡な人が非凡な仕事をしたわけでもなく、平凡な人が非凡な人になったわけでもありません。経営者である私自身も非凡ではありません。ですから人に非凡なことは求めませんでした。自分だってそうではないのですから。平凡な人でも気を入れて、責任感を持ってふつうに仕事をしていたら、経営は成り立つものです。

大切なのは努力することです。努力をしなかったら何も始まらない。だから私は、掃除の実践を通じて努力のしかたを伝えているのです。掃除を通して精進することで、どんな人でもある一定の水準まで向上できる。その人たちが努力をすれば何とかなるという確信が持てれば、いかなる境遇になっても絶望しないですむ。

結果や成果さえ出せばいいという風潮が最近は強いですが、私はその過程こそが大切だと考えています。基本を徹底する。そんな社風を持つ会社が増えれば、日本が抱えている問題も少しは良い方向に向かうのではないかと思うこのごろです。

「凡事徹底」というのが私の信条です。掃除にしても仕事にしても、平凡なことを積み重ねて徹底していくと、何事も行き届くようになるということです。

幸せに生きるためには、いま生きているこの瞬間、この日をいかに過ごすかが大切です。

小さいことをおろそかにするから、成果に結びつかない。

物を整理し掃除することは頭を掃除することでもあり、ムダや汚れに気づくようになる。ものごとに気づく人間は人にも気配りができ、喜ばすことができる人間です。

段取り8分に、仕事2分。貴重な先人の訓えがあります。後始末をきちんとすることが前準備につながり、仕事の質と効率を高めます。




過去に感謝し、今に責任を持ち、未来につなげていく。
今まで命を繋げてきてくれた先人に対する感謝があるからこそ、
自分自身も未来に向けて何ができるのかを
考えることができるようになります。
日本はまさにそのような心で成り立ってきた国であると思います。
世界4大文明はことごとく砂漠となっています。
しかし、縄文文明の跡地は今も緑がたくさんあります。
自分のこと、今のことしか考えない人が
未来に向けて木を植えたりすることはできません。
過去から受けた恩恵を次は未来に繋いでいく、
そういう思いやりの心が
私達、日本人の心には宿っていると信じています。


美しい日本精神を取り戻すために
取り組ませて頂いています。
少しでもご関心がある方は
是非、ご覧ください。
お待ちしております。



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