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1人ジム経営における「仕組み化」が大切な理由

こんにちは!機能改善専門スタジオザリフォーマー代表の上村です。

本日は1人ジム経営における「仕組み化」が大切な理由について解説していきたいと思います。ジムに限らずネイルや美容室など、1人でお店を運営していく上で仕組み化する必要はないと思っている方は多いのではないのでしょうか。

これから小規模な組織作りを考えている方だけでなく、これから枠組みや仕組みを作ろうと考えている方、そのような方々に読んでいただきたい内容となっています。

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それでは、宜しくお願いいたします!

結論

<1人ジム経営における仕組み化が大切な理由>
・お客様目線

一定以上の効果を誰でも出せる
再現性高く効果を出せる
・経営側目線
スタッフ同士でお客様のカルテを共有できる
スタッフの知識・技術レベルを底上げしやすい

評価と再評価の重要性

基本的な考え方としてお客様の目的を叶えていく際

評価→介入→再評価

このフローを繰り返し、より精度の高いレッスンを行っていきます。

当然ですが、この評価をせずにすぐにトレーニングに入ってしまう場合を見かけることがありますが、基本的には推奨はしていません。

例えば、何かの病気に患い病院にかかった場合、まずはじめに必ず診察をしますよね。その後、必要であれば検査を行い処方箋をもらって薬を受け取るというが一般的な流れになると思うのですが、これが運動になると「診察」や「検査」が抜け落ちてしまうことが往々にしております。

診察や検査もせずに処方された薬は怖くて飲めないように、カウンセリングや評価をせずに運動を行うことは効果を感じられないだけでなく、何より怪我などの危険が伴います。

例外的に推奨するケースとしては、カリスマ的に知識や技術、経験を有している方はトレーニングから始める場合もありますが、そのようなカリスマ的な指導者ほどお客様の動きを観察しながら修正を繰り返しているはずです。

ですので、「評価→介入→再評価」は必要不可欠となります。

トップダウン評価

カウンセリングや姿勢・動作分析

目的を叶える制限となる問題点の推測

問題点の明確化

・メリット

お客様に必要で適切な評価のみを短時間で行えることやコンディショニングと並行して評価を進められる

・デメリット

仮説や推論が適切でなければ、問題点を明確化することが困難になる

ボトムアップ評価

カウンセリング

機能評価

姿勢・動作分析
→一定量の情報を統合し、総合的に判断し問題を明確化していく

・メリット

トップダウン式と比べ、カウンセリングや機能評価項目に抜けや漏れが少ないため、一定ラインの効果を出しやすく再現性が高い

・デメリット

評価やカウンセリングに要する時間が大幅に増える

まとめると

トップダウン評価かボトムアップ評価、どちらが良いかの良し悪しではなく、どういったメリット・デメリットがあるかを理解することが必要です。

例えば、1人でジムを運営していく場合やトレーナーの専門的スキルが高い場合はトップダウン評価の方が適していますが、1人のお客様を複数のトレーナーで管理する場合や知識や経験がまだ未熟なトレーナー(例えば新卒トレーナーなど)の場合はボトムアップ評価の方を採用した方が良いですよね。


1人ジム経営においてフレームワークや仕組みを創ることはとても大切な反面、膨大な時間とコスト、そして思考が必要となります。これらを創り出す過程で得るものは大きいですが、それと同時に先人たちの力を借りて良いものを模倣し、自分のやり方や考えを付け加えながら仕組みやフレームワークを創っていくことも大切です。

今まで10年かけてできたことを、また10年かけてできる必要はなく、むしろ、5年でできるようになり、今まで以上のものを創り出していくことも必要で、その結果、経済や文明が発展していくと私は考えています。



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