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店主の考え

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#差別化

お盆、差別化、常識

お盆。 うちはカレンダー通りの営業です。 残念。 営業時間を短くしようと思ったんですが、常連さんの休みがバラバラでして。 今週休む人、来週休む人、再来週休む人、、、 という事で、通常営業です。 誰か一人でも来るなら開ける。 それがこの仕事です。 いや、そんな事もないか。 適当に休む店もあるもんな。 僕は誰が来るかが大切で。 その人の為にならと思えると、苦もなく営業出来ます。 うーん、良い人すぎるな。 やめよう。 昨日書いた、”他の人が出来ない事を続

実験と差別化

続きはまた明日。 とか、書いときながら、話がとっちらかってるので、何を書いていいのやら。 多分、無理な働き方を続ける理由だと思うので、その事について。 過去に何度も書いてると思いますが、あらためて。 まず、お客さんの事ではなくて、個人的な理由から。 ギャップや裏切りと書きましたが、それ以外に実験的な要素がありまして。 僕は倒れた事がないんです。 (いきなり物騒かな) よく、働きすぎたら倒れるとか、おかしくなると聞きますし、実際に倒れた人の話も聞いた事があります

希少性とか差別化の動機

昨日少しだけ書いた『希少性』について書こうかと。 自分は希少であるかどうか、或いは、特別であるか。 そんな事を考えた経験は誰もがあるはずで。 もしそうでないなら、『世界に一つだけの花』はあそこまで流行らなかったでしょうし。 自分は特別である。 よっぽどの自信家、明確に何かを成し遂げた人以外は、そんな事を思ってる人は少ないと思います。 心の中は分からないけど。 「自分は特別だ」なんて言ってたらちょっと痛いじゃないですか。 僕はもちろん自分の事を特別だとは思ってい

顔の見えない誰かの「いいね」を貰うなら、自分が好きな人に「いいね」を伝えたい

今日はこのニュースから。 BEAMSさんが定期的に出版されているスタッフ本の新作発売のニュースです。 2014年に第一弾、『BEAMS AT HOME』を発売し、眺めながら友人と話してた記憶が懐かしい。 あいつは今、何をしてるんだろうか。 この本が革新的だったのは、スタッフにフォーカスしてる所だと思ってます。 しかも、いち販売員さんも掲載されてる所。 というのは、雑誌やメディアに出てくる人ってある程度の肩書があるじゃないですか。 シニア〜、チーフ〜、統括〜。

必要ないけど必要とされるには

この間、オーバーストアだったり、カロリーベースの話をしまして。 論理的に考えるとうちのお店は必要ないんです。 コーヒー屋は他にいくらでもあって、なんならコンビニで事足りる人もいるので。 でも、うちは7年間続いてるという事実があり、そこを切り取ると必要とされているという事が分かります。 必要なのかというと、そうではなくて。 なくてもいいのかというと、そうでもない。 この間を考えるのが大切な気がしてます。 特にこれからお店を始めようとしてる人は。 ”必要とされてる

差別化は何の為に

他との差別化の為に。 飲食店では腐るほど語られる事で、他の業種でもよく見る言葉です。 ただ、やっていて思うのは、狙って差別化をするのは難しいという事。 あくまでも僕の経験でしかないんだけど。 というのは、差別化を狙うという事は、そこに需要が無い可能性があるから。 だって、需要があったらやってるでしょ、誰かが。 全く新しい市場を作るなら別だけど、飲食だとやってない事は無いだろうし。 うちはカフェラテ屋で、東京牛乳を使っていて、エスプレッソを無料でダブルに出来る。