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必要ないけど必要とされるには

この間、オーバーストアだったり、カロリーベースの話をしまして。

論理的に考えるとうちのお店は必要ないんです。

コーヒー屋は他にいくらでもあって、なんならコンビニで事足りる人もいるので。

でも、うちは7年間続いてるという事実があり、そこを切り取ると必要とされているという事が分かります。

必要なのかというと、そうではなくて。

なくてもいいのかというと、そうでもない。

この間を考えるのが大切な気がしてます。

特にこれからお店を始めようとしてる人は。

”必要とされてる”を切り口にすると、周りにコーヒー屋がない場所であったり、なんなら日本じゃなくてもいいとも思う。

そこで提供する商品はうちみたいなカフェラテ屋なんかじゃ駄目で、浅煎りだけでも深煎りだけでも駄目で、ポットに入れたコーヒーも用意するべきだと思う。

差別化を考えなきゃいけないのは、差別化しないと生き残れない状態の時なので、周りに何もないなら間口が広く敷居の低いお店にするべきかと。

逆に、必要じゃない場所に乗り込む時には、気合いと根性とアイディアが必要になる。

それがうちのカフェラテ屋なんですが、競合があるなら幅広くやる必要はない。

ブラックならあそこ、カフェラテならうち。

みたいな、共存を探るのが小さなお店の出来る事で。

全てを奪おうとすると上手くいかない。

オペレーションの複雑さ、広い店舗による高い固定費、没個性の為。

お客さんもそれを望んでない気がするし。

「また同じようなのが出来た」と、ネガティブに考える人もいるだろう。

どこでやるか。なにをやるか。

お客さんが何を望み、自分は何を与えられるか。

最近はそんな事を考えながら営業しています。

すると、だんだんぼんやりしてきて、自分の生きてる意味まで落ちていくと本当に良くないので、昨日はマイケル・ベイの映画を観たのでした。

中身のない映画を作らせたら天才。

でも、中身のない映画を作る意味ってなんだろう。

マイケル・ベイに思いを馳せながら就寝に着いたのでした。

これは、きっと、恋。

うん、ちょっと疲れてる。

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