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子どもの力を引き出すGoodコーチを目指す皆さま、「good coaching アカデミー」で一緒に学びましょう! 最新の知見を共有し、あなたの学びをサポート! #ジュニアスポーツコーチ#プレイヤーズセンタード#エコロジカルアプローチ#ダブルゴールコーチング#ボトムアップ

最近の記事

問いをデザインする:創造的対話がもたらすチームの力

創造的対話とは? 創造的対話とは、対話の中で新たなアイデアや共通認識が生まれるプロセスを指します。これは単なる情報交換ではなく、参加者の思考や感情を揺さぶり、新しい視点や洞察を引き出すことを目的としています。 創造的対話の特徴 1. 相互理解の深化 対話の中でお互いの意見や視点を理解し合い、新たな洞察を得ることができます。 2. 新たなアイデアの創発 想像力を刺激し、従来の枠にとらわれない斬新なアイデアが生まれます。 3. 共通認識の形成 対話を通じて、参加者が共有する

    • 失敗こそ、賢さの師匠:手段としての「失敗」

      進化を助ける手段としての「失敗」 「失敗こそ、賢さの師匠だ」ということわざがあります。これは、失敗が学びと成長の重要な要素であることを示しています。 ヴィセラルトレーニングは、困難な状況において最大のパフォーマンスを引き出すことを目的としています。トレーニングで多くの失敗を経験することで、選手は試合でのミスを減らすことができます。 これは、トレーニングが試合よりも複雑であることを前提としています。失敗は、選手の独創性と解決力を養う機会であり、外部からの指示よりも自発的な学

      • ストリートサッカーの魅力

        ストリートサッカーと表現していますが、それは自由な公演遊びと置き換えてもいいと言えるでしょう。 私が子供の頃は、公園や道路、あらゆるところで自由に遊んでいました。 そんな、自由な外遊びから、多くのことを学んだスポーツ選手は多いのではないでしょうか。 指導と選手の成長 今のスポーツ指導では、コーチが選手の代わりに考え、問題を解決してしまうことがあります。これは、選手が自分で考え、予測する力を鍛える機会が減らしてしまっています。 もし、コーチがすべての問題を先に解決してしま

        • メタ認知のタイミング

          ヴィセラルトレーニングはサッカー選手に大量の認知的刺激を与えます。これにより、選手が深いメタ認知を発達させることが重要になります。 メタ認知とは「自分の認知を認知すること」であり、自分の思考や判断を客観的に評価する能力を指します。効果的なメタ認知は、正しい決断と間違った決断を正確に判断する力です。 メタ認知とは、過去記事はこちら。 メタ認知の重要性 「意思決定の成功には、意思決定プロセスの監視や制御を担うメタ認知が不可欠だ」 メタ認知により、進行中の行動は適応的に修正さ

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          ヴィセラルトレーニングとは?

          ヴィセラルトレーニングは、スポーツ選手の本能的かつ直感的な反応を引き出すトレーニング方法です。 従来の分析的・機械的なトレーニングとは異なり、この方法は選手の感覚を最大限に活用し、無意識の反応を促進します。さまざまな刺激を与えることで選手の適応力を高めることを目指しています。 ヴィセラルトレーニングの目的は、トレーニング中の複雑な状況を通じて選手の反応力を鍛えることです 直感と本能の重要性 直感と本能は、スポーツ選手が試合中に迅速かつ正確に判断するために重要です。研究結果

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          ストレスへの対処:ストレスは意思決定の全体的なパフォーマンスを損なう

          ストレスは意思決定の全体的なパフォーマンスを損なう スポーツ選手がストレスを減らすためには、次の2つの方法があります。 1. ストレスの多い状況を避ける -知覚の単純化 重要な情報を簡単に理解できるようにする。これにより、選手は必要な情報に集中しやすくなります。例えば、戦術の指示を簡潔に伝えたり、選択肢を少なくすることが考えられます。 - 対戦相手なしでの意思決定トレーニング プレッシャーがない環境で意思決定の練習をすることで、選手はリラックスして判断力を養うことができ

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          脳と身体の相互作用: 脳を最良に刺激するためのトレーニング

          効果的な脳の刺激を実現するためには、身体的な運動と認知的な課題を同時に行うことが重要だということです。具体的なポイント解説していきます。 脳を効果的に刺激するためには、単にタスクの種類を増やすだけでは不十分です。 最新の研究によれば、身体的な負荷と認知的な負荷が相互に関係しているときに最大の効果が得られることが示されています。 具体的には、運動中に認知テストを行った研究から、中強度から高強度の運動中に認知機能が向上することが明らかになりました。この結果は、認知要求を具体的か

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          サッカー指導における自己組織化の重要

          昨日の記事、自己組織化について書きます スポーツの指導において、選手が自分で考え、実験し、成長することを促進することが重要です。これは「自己組織化」と呼ばれるプロセスで、選手が外部の指示に頼らず、自分自身で適応し、問題を解決していく能力を育てることを指します。以下に、自己組織化の重要性と指導者の役割について詳しく説明します。 自己組織化の具体例 1. 試合中の状況判断 試合中、選手は予測不能な状況に直面します。相手の動きやゲームの流れを瞬時に判断し、適切な行動を取る必

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          自己組織化:指導者は選手自身の知性を活用して賢くなる

          自己組織化の重要性 自己組織化とは、試合自体に内在する複雑な内部行為によって生み出される継続的な変化に対して、選手自身が適応的な反応を示す能力です。 アイルランド・メイヌース大学のショーン・コミンズ教授は、「行動学の観点から見ると、新しい問題に対して利用できる解決策は複数あるかもしれないが、すべての解決策が学習されるわけではない。それには手間がかかりすぎるからだ」と説明しています。 選手が実験をしながら解決策を発見していく自己組織化の能力において、機械的、自動化された論

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          いつも同じトレーニングでいいの!? 変動性の重要性と学習効果

          スポーツでの応用 この研究結果をスポーツに応用することで、選手のパフォーマンス向上が期待できます。サッカーなどの競技においても、変動性のあるトレーニングを導入することで、脳の活性化を図り、選手の短期記憶や注意力を向上させることができるでしょう。以下にその具体的な理由を挙げます。 1. 脳の活性化 同じルートや同じ練習を繰り返すよりも、新しいルートや異なるトレーニングを経験することで、脳が活性化されます。これは、短期記憶や注意力の向上に繋がり、選手の全体的なパフォーマンス

          いつも同じトレーニングでいいの!? 変動性の重要性と学習効果

          運を呼び込む:4つのコントロール

          運を呼び込むためのコントロールポイント 運とは、偶然の要素や巡り合わせによってもたらされる結果や状況を指します。偶然の出来事にもかかわらず、運を呼び込むことは可能です。以下に、運を呼び込むために重要な4つのコントロールポイントをまとめます。 1. 言葉の使い方 自分自身や他人に対する言葉に気を配り、ポジティブな表現を心掛けることで、良い運を引き寄せることができます。例えば、日常会話や自己評価の中で、否定的な言葉や批判的な言葉を避け、前向きな言葉を使うように意識しましょう

          運を呼び込む:4つのコントロール

          無意識の力:思考と判断を支える見えない仕組み

          無意識の力 ジークムント・フロイトは、「最も複雑な思考には、意識の助けを必要としない」と述べています。 これは、私たちが「急に思いついた!」と感じる瞬間の背後には、実際には脳内で多くのタスクが処理されているということを示しています。 アイデアが生まれるまでには、神経回路が長い時間をかけて情報を統合し、新しい組み合わせをテストしています。しかし、その過程は意識されることがなく、私たちはそれを自分の功績だと感じてしまいます。 つまり、無意識は私たちの思考や判断において非常に重

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          脳を鍛えるヴィセラルトレーニング:マルチタスクの効果と重要性

          結論 ヴィセラルトレーニングにおけるマルチタスクのポイントは、脳に多様な刺激を与え続けることで、認知能力や判断力を高めることです。 1. 同じトレーニングの繰り返し 同じトレーニングを繰り返すと、脳がそれに慣れてしまい、刺激がなくなるため、パフォーマンスが低下する可能性があります。 2. マルチタスクの重要性 マルチタスク(複数のタスクを同時にこなすこと)は、全てのタスクに対応するのが難しくなり、賢く判断する必要があります。 3. 複数の刺激 複数の異なる刺激を同

          脳を鍛えるヴィセラルトレーニング:マルチタスクの効果と重要性

          無意識で選手のパフォーマンスは最大化する

          サッカー選手が無意識の反応を使うことがどれほど大切かについてお話しします。 1. 無意識の脳の働き 無意識の脳は、サッカーをプレーするために重要な役割を果たします。無意識の反応を使うことが大切なので、トレーニング方法も変える必要があります。 2. TPNとDMN トレーニングはTPN(タスクに集中するネットワーク)を強くしますが、これがDMN(ぼんやりしている時の脳の活動)を邪魔してしまいます。DMNが活発になると創造力が高まります。 3. 自発的な思考の必要性

          無意識で選手のパフォーマンスは最大化する

          「不確定なトレーニングが安定したパフォーマンスを生む:試合とトレーニングの本質的な違い」

          結論から言います。 安定した試合のパフォーマンスを実現するためには、トレーニングで変化や不確定な状況に慣れる必要がある。 1. 標準化されたトレーニングの限界 標準化されたトレーニングとは、特定のスキルや技術を習得するために、一貫した手順や練習メニューを繰り返し行うトレーニング方法を指します。標準化されたトレーニングでは、選手の反応やパフォーマンスが規則的になります。しかし、試合は予測不可能な状況が多いため、これでは不十分です。 2. 試合の状況に対応するためのトレ

          「不確定なトレーニングが安定したパフォーマンスを生む:試合とトレーニングの本質的な違い」

          遊びながら学び、学びながら遊ぼう:成長の本質

          夢中で学ぶことの大切さ 「努力は夢中には勝てない」このフレーズが大好きです。 スポーツの根本は遊びであり、自分から努力し鍛錬する「自発性」こそがスポーツに不可欠です。 「したい」と「しなくては」その間にある、とんでもない差。「義務化されたとたんに楽しさは消える」ということでもあります。 日本のスポーツ文化 日本のスポーツの世界では、厳しい練習、歯を食いしばって努力することが最善とされ、遊ぶこと、楽しむことが悪であるかのように言われることがあります。「練習中は歯を出して笑

          遊びながら学び、学びながら遊ぼう:成長の本質