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読んだ論文メモ Leadership Theory: past, present and future③

こんばんは、ひよこぶちょーです!

本日は読んだ論文メモ③について書かせていただきます。
①、②にも興味を持ってくださった方は下記からご覧ください!
前回まではリーダーシップ論の古典理論である資質論からリーダーの行動に注目が集まったというところまで書かせていただきました。今回はリーダーの行動2要因モデルとコンティンジェンシー理論についてです。

リーダーの行動の2要因モデル

これを提唱したのはBlake, Shepard, and Mouton (1964)です。

彼らはその要因を "人への関心 ""生産への関心 "と呼んでいます。さらに興味深いのは後に第3の変数として柔軟性を加えている点です。
昨今VUCAの時代という言葉がバズワードとなっており、この不確実性の高い世の中を生き抜くリーダーには柔軟性が必要と言われております。半世紀以上も前にこのようなことが提唱されていただなんてすごいことですよね。

Blake, Shepard, and Moutonらは、どちらの行動特性が頻繁に現れるかを特定することで、リーダーは組織内で適切に配置されることになると述べております。この研究の成果は、リーダーを行動に基づいて分類するのに役立ったと記述されています。

コンティンジェンシー理論

資質論や行動論の限界を感じていた研究者間で台頭したのがコンティンジェンシー理論です。
この第3のアプローチは、リーダーの特性、リーダーの行動、リーダーが存在する状況との相互作用を扱ったものです。

この理論はリーダーシップは状況や条件によって異なるという可能性に言及したもので当時は大変注目されたそうです(Saal and Knight, 1988)。
この考え方によって、リーダーシップについてより現実的な見解が生まれ、全体的な有効性の複雑さと状況的な特異性が認められるようになりました。

いくつかの異なる状況が特定され、研究されましたが、ある理論が他の理論よりも有効であり、有用であると考えるのは非現実的であると研究者の間で考えられました。つまり、あるリーダーシップが”限定された状況や条件でしか通用しない”のであれば普遍性は失われると考えられたのです。

上記の議論のためコンティンジェンシー理論の研究継続は難航し、新しい理論が生まれていきます。

この論文は長くて、私も2/3ほどしか読めておりません。。。
備忘録として引き続き書かせていただきます。

本日もここまで読んでいただき誠にありがとうございました!
それではまた明日!

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