【経営学について実務での気づき24】優れた戦略とは

こんばんは、ひよこぶちょーです!

これだけ目まぐるしく外的環境が変化すると、社内でも様々な出来事が日々起きますし、メンバーから色々な相談を受けることが多くなります。個人的にはファーストラインマネージャーとそのメンバーと一緒に個別レビューを行い、次なるアクションを共に考えるようなミーティングがとても好きです。コミュニケーションの機会にもなりますし、チームメンバー(もちろん私も含めて)の戦略的思考を磨くことが出来ます。本日は経営学について実務での気づきとして、先日受けた『優れた戦略って何なんでしょうか』というメンバーからの問いについて私なりの考えを書かせていただきます。

私が考える優れた戦略

楠木先生の本に多大なる影響を受けているということを前提に置き書かせていただきますと、私が考える優れた戦略とは、戦略立案している本人が楽しく、ワクワク出来ることが必要条件だと考えます。

優れたデータ分析から創り出された無機質な戦略よりも、筋が良く、ストーリーとして面白いものの方が実行する者も熱狂し、ビジネスとしても良い結果に繋がると信じております。

新製品Launchした時のはなし

私はマーケティングでプロダクトマネージャーをやっていた時に5製品を市場に送り出しました。どれも思い入れが深いのですが、そのうちの一つの製品は開発段階から携わることが出来、一番気合いが入っておりました。

日本での上市計画(コマーシャル、PR、デモ、インフルエンサーの選定etc)を立て、何回もビジネスプランを書き直しました。書いて事業部長、マーケティング部長にプレゼンしては却下されを数十回繰り返しました。
はじめは体よく数字分析をして、マーケティングのお作法に則ったビジネスプランを書いていたのですのが、いまいち自分でもしっくりきませんでした。

行き詰った時は顧客の声を聞くをモットーにしておりますので、全国の顧客を回り最新のニーズを聞き出し、最終的にGOサインが出たのはデータ分析から見ると3番目に大きなマーケットをターゲットとしたプロモーション戦略でした。普通に考えれば一番大きなOppotunityがあるマーケットを狙うべきですが、旧モデルで獲得出来なかったマーケットに再チャレンジするストーリーの方が上席者たち、当時の営業担当者たちが熱狂したのです。

結果は新製品上市の歴代売り上げ記録を塗り替えるような成果が上がりました。このような実務での経験から、優れた戦略とは、ストーリーとして面白く、聞いた人が熱狂出来るようなものだと私は考えております。

本日もここまで読んでいただき誠にありがとうございました!
それではまた明日!

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