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料理は結局マルチタスクなのか?【家庭料理の最適化_09】

ビジネスのカタカナ横文字、意外と嫌いじゃない漢

オレはゆうじです。



家庭における料理上手を目指して複数の料理を同時にこなすことをテーマの

料理うんちくシリーズ「家庭料理の最適化」


今回は「複数の料理を同時にこなす」ときに、
絶対について回る料理のマルチタスク無理ゲー問題について。


料理をある程度やり始めるとぶつかる

○○しながら○○する、ができない


という悩み、めっちゃあるあるだと思います。

そして料理が上手い人の特徴として、
○○しながら○○できる、を上げる人も多いでしょう。


「家庭料理の最適化」シリーズの最初のほうでこんなことを書きました。

ですが、テーマにおいているのは
複数の料理を同時にこなすこと
一品だけ作って終わりというわけにはいきません。

(中略)

「要はマルチタスクでやれってことだろ?ハイハイワカリマシタヨ、ゴチャゴチャウルセエナ」
って思った人いるかもですが、ちょこっと違います。

タテの時間軸とヨコの時間軸-導入編-【家庭料理の最適化_02】by オレはゆうじ


そんなこと言っといてなんですが、

はっきり言って

料理はマルチタスクです。


はい。解散!!!

正直そりゃそうだろって感じですよ。
だっていろいろな工程をこなさなきゃいけないんで。

複数の作業(料理)を同時にこなす=マルチタスク
細かい定義なんか言及しませんよ。
本題はそこじゃないんで。



もうこれを聞いただけで諦めている人めっちゃ多いと思いますが、

ご安心ください。


必殺技あります。

確かに料理はマルチタスクですが、

マルチタスクをシングルタスクのようにでこなすのです。



落ち着いてください。

ちゃんと解説します。


いくらマルチタスクとはいっても
正直言って同時にこなすことは物理的に不可能です。

手は2本しかないし、体は一つです。

本当の意味でのタスクの同時進行ではないかもですが、
調理工程を細かく刻んで考えるとけっこういけるんじゃないかと。

料理の完成ではなく、調理の工程を一つのタスクとしてとらえて
完了するごとに次の作業に移る。
それをこなしていくと自然と複数の料理を同時にこなすことができると。

そこで必要になってくるのが、出ました

タテとヨコの時間軸です。


この考え方が、効率的な調理をする上では基本になってくるのです。

この記事のときは場所で区切っていました。

メニューごとに色分けしてます


細かい説明は割愛しますが、
例えばこんなとき、

【作業台(まな板)】野菜を切る
 ↓
【コンロ】水から茹でて、沸騰するまで待つ
 ↓
【コンロ】沸騰したら調味料を入れる

このとき【コンロ】でできる作業は待ちです。
特にやることありません。


水から茹でているので、拭きこぼれたりする心配もないし、かき混ぜたりする必要もありません。


こういうときこそ、別の作業を行うチャンスです。

もし他に切るものがあるなら【作業台】で切る作業に集中できます。

このとき実際にやっている作業は「ものを切る」だけ。

そう、

シングルタスクです。



この「他を気にしなくていい」「(一時的に)やることがない」状態で次の作業に移るようにすると、
まるで一つの作業だけかのような状況を作り出すことができます。


これがマルチタスクをシングルタスクのようにこなす

という例です。


わかりやすいように煮物で考えましたが、炒め物とか一見離れられなそうな作業でももちろんいけます。

ポイントは作業を意図的に止めること。

これは炒め物に限った話ではないですが、
強火でさっと炒め「ながら」次の作業に移ろうとするから、あたふたするんです。

一回の加熱でカンペキに火を通さなくてもいいんです。

もちろん具材にもよりますけどね。

気になるなら一回火を止めて、別の作業をする。
意外と余熱で火は入っていきます。

そして別の作業が終わったら、またコンロに移って再度火をつければいいんです。

「ながら」は一番良くないです。
複数の料理をこなす場合は作業を止めることを意識してみましょう。


ぶっちゃけここで終わってもいいんですが、せっかくなんでちょっと具体的なテクニックの話を。

僕の話ですが、僕は一つのことに集中すると周りが見えなくなってしまうところがあります。
同じくこういう悩みを持っているから、なかなか同時に料理をできないって人もいるかもしれません

そもそも料理に慣れている人は切るスピードも早いし、
どの作業がどのくらいの時間で完了するか、なんとなく把握出来ていると思います。

とはいえ初心者はそうでもなく、基本的にどの作業も時間がかかってしまいがち

結果、いろんな作業を同時にこなそうとして、あっちいってこっちいってして、どれも中途半端になってしまう、ということもよくあるでしょう。

そんなときにオススメなのは細かくタイマーで測ることかなと思います。

この場合、

タイマーに従うことを絶対とします。


例え作業途中でもタイマーが鳴ったら次の作業に移りましょう。

例えば、
タイマーを5分セットして、野菜を切る。
タイマーが鳴ったらコンロの鍋を見る。
鍋の食材が特に問題ない場合は再度、タイマーを5分セットして野菜のカットへ戻る。

というふうにある程度強制してしまえば、集中しすぎて周りが見れないってことも少なくなると思います。

始めは測る時間を長めにとってもいいでしょう。
段々と作業スピードが上がってきたら徐々にタイムを縮めてみる。

てな感じで続けていると、
自分がどの作業をどのくらいの時間でこなせるのか
ということが積み重なってきて、全体の段取りを組み立てるのにとっても役立つと思います。


徐々に同時にできる作業、できない作業もわかってくるはず

あとは作りたい料理に合わせて手順を組立ていく


これで複数の料理を同時にこなすことができる基礎が出来上がると思います。


まとめ

・料理はマルチタスク。
 しかしこなすときはシングルタスク。
・作業工程を細かく分割。
・「ながら」は一番ダメ。意図的に作業を止める
・とりあえず全部タイマーで測ってみる


ちょっと長くなってきたんで軽くまとめました。

とかいってまとまってるか怪しい!!


まずは作業をタイマーで測ることからやってみてはいかがでしょうか!



おわり!!


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