もつ煮込みの話。

おはようございます。普通にサボってましたがもう何とも思いません。嘘ですずっと心の中で「書きたい…」と思っていました。書きます。

夏がやってきて本当に嬉しい。私は夏生まれにも関わらず、20代前半あたりまでは夏が嫌いだった。理由はもちろん「暑いから」であったが、別にだからといって冬も秋も春も特段好きではないし、その中だったら夏が一番好きかな〜誕生日あるしな〜とボーッと考えていたらそこから一気に好きになった。
「美味しいかはさておき飲みたくなる」でおなじみだった紙パックのルイボスティーをいつの間にか毎日飲んでいたり、夢に出てきたあいつのこと、意識してなかったはずなのに気づいたらいつも考えちゃう……。みたいな。違うか。
あとTシャツ着てればいいから肩が凝らなくて、それも良い。冬服は重たくて疲れてしまうので。ビールも美味しいからいいよね。

ただ蚊、お前だけは許さない。いい加減にしろ。恩を仇で返すんじゃねぇよダボ。血くらい吸わせてやるから痒くするんじゃない!!!!アホタレ!!!!!
↑このように普通に道端でキレ散らかしているため、最近妹に「道でよく叫んでるヤバおばさんになるね」と言われています。目指そうかな。

夏になるとやはりビールがうまい。酎ハイがうまい。まぁこんなものは春夏秋冬365日、閏年なら366日美味いに決まっているが、それにしたって夏はやっぱり格別に美味い。居酒屋通いも捗るというものだ。
居酒屋に行くと必ず頼むメニューは多々あるが、もつ煮込みもその一つだ。

ぷりぷりのもつと薄く切られたお大根やこんにゃく、人参などを味噌や酒など調味料を加えて煮込む。そして七味唐辛子を振りかけて食べる

うめ〜〜〜〜〜〜

マジで美味い。なんだこれは。もはや「酒とともに喰らってください」と言わんばかりの味の濃さ。そう、もつ煮込みは濃ければ濃いほど良い。
生姜も入れて煮込んだりする。この生姜のかけらを食べるのがいいのだ。味噌に煮込まれた生姜というのはこんなにも優しい辛みになるのかと感動してからというもの、居酒屋でもつ煮込みを頼んで生姜の欠片が入っていると「お。ラッキー❣️」と思う。

おばあちゃんがよくもつ煮込みを作っていたのを思い出す。
私のおじいちゃんはもつの脂肪(ぶよぶよした白い部分)を嫌い、おばあちゃんがもつを仕入れる肉屋にはその脂肪があったので、おばあちゃんはおじいちゃんがもつ煮込みをリクエストすると、大きな鍋(それはもう合宿所のような)にもつを入れて煮込むのだが、その前にもつの脂肪をひとつひとつ取り除くのだ。それはそれは丁寧に取り除いた。これが「愛」なのだろうと思った。昼間から脂肪をとり、食べ始めるのはいつも夜8時を回っていた。私はそのもつ煮込みが大好きだった。丁寧に処理されたもつも、手でちぎられたこんにゃくも大好きだった。

おばあちゃんのもつ煮込み、酒を飲むようになった今食べたらきっと鍋を舐め回すくらい食べられただろうな。おばあちゃんが一生懸命台所で仕込んでいた姿は、きっと本人にとっては面倒だったのかもしれないが、私にとってはとっても特別で大切な風景であった。

でもさ〜〜〜思うんだけど

もつ煮込みを相当量食ってたおじいちゃん、
そりゃあ死ぬわよ

塩分量すごいんだから。

読んでくれてた人いたかな、ありがとう。さようなら。


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