ユーミンが６年代・３年号を制覇したのはやっぱり凄いなぁと驚く件
火曜日は音楽に関するお話し。
松任谷由実の最新アルバム『ユーミン万歳！～松任谷由実50周年記念ベストアルバム～』が、売れています。
10/4(火)に発売されるや、初週19.1万枚を売り上げ、最新のオリコン週間アルバムランキングでは初登場1位です。
全国のリアルなＣＤショップでは軒並み在庫完売し、『次回入荷未定』とのお知らせ。
Amazonを検索してみたら、多くの出品者が完売を掲げるなか、一部の業者では定価4,730～5,280円の限定版が8,980～12,000円で販売されています。
音楽の販売方法がＣＤからデータ配信に移り変わり、レコード会社(死語？)としても初版の出荷枚数を読みあぐねたのかもしれません。
ただ『ユーミンのベスト盤』という商品特性を考えた場合に、購買層の一定数はミドルどころか『アラ還』以上のシニア層であることは容易に想定されますので、やはり初版出荷数を読み誤ったかと思います。
本アルバムについては。以下のとおり記録尽くめの状況…
●1970年代・’80年代・’90年代・2000年代・’10年代・’20年代の６年代連続でアルバム１位獲得はオリコン史上初。
●昭和・平成・令和の３時代でのアルバム１位獲得は、矢沢永吉・竹内まりや・桑田佳祐・山下達郎に次いで史上５組目。
●６８歳９ヶ月での１位獲得は、アルバム１位獲得最年長記録として女性アーティスト歴代１位
●初週売上１９.１万枚は今年度ソロアーティスト最高初週売上
特に６年代・３時代(年号)での１位というのは祖父母から孫世代に亘るロングラン記録なわけで、その楽曲が世代・年代を超えて愛されるものだったか、時代時代に合わせてユーミン自身が変幻自在に作風をアップデートしてこれたかのどちらか、或いはどちらもという事になるのでしょうね。
この記録を受けて、ユーミン自身も次のように語っています。
●まずはユーミンの歌・音楽を愛してくださった方々に感謝。そして、携わってくれたスタッフ、サポートしてくれたミュージシャンたち、それを皆さんに届けてくれたメディアの方々に心から感謝。
●多作であるということは、アーティストにとって大事な要素のひとつ。いろいろな角度で世の中を切り取るっていうことでたくさん作品を出すことで出来てきたんじゃないか。
●私のゴールは『詠み人知らずの歌』になること。私が死んでも、名前が残らなくても、その歌だけをみんなが知っているという状態が理想。そこにまた一歩近づけたんじゃないか。
●親御さんの影響っていうのは反発しつつも必ず受けるから、そうやって語り継ぐ、同じ感性でつながっていくっていうのは、それを音楽で証明出来てとてもうれしい。
さて、限定版を買い損ねたので遅ればせながら通常版の在庫でも探してみます。
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