食事の見るポイントについて
皆さんこんばんは!今週も始まりましたね。
お仕事がお忙しい中見て頂いてありがとうございます。今日は”食事中に見るポイント”についてまとめていきたいと思います!
~導入~
食事中はばたばたになりますよね?お子さんをしっかり見たくても色んなお子さんの食事介助をしていたらあっという間に終わっていた何てことも少なくないはず、、、
事前に食事中のお子さんを見るポイントをまとめていますので、一緒に勉強して次に繋がる(お子さんの成長に繋がる)食事介助を目指しましょう!
この記事の目標は
”食事中に見るポイントを押さえる”です!
実際の対応については今後書いていきますので、今日はポイントを一緒に押さえましょう!すぐに職場で使えるチェックシートも付けていますので、ぜひ最後まで読んでください。
~理論編~
今回からパワーポイントの資料を貼りながら説明していきたいと思います!
(もし、資料を欲しい方がいましたらご連絡ください)
ではでは早速ですが、そもそもどうして食事場面が大事なのでしょうか??
おおまかにですが、上の図の流れで説明します。
(食事が大切な理由はもっとたくさんありますよ!主となるものをあげています)
これは言わずもがなですよね!食事は私たち、お子さんの元気の源です。ご飯をしっかり食べてエネルギーを蓄えることで色んな活動に取り組むことが出来ます!
事業所を利用されるお子さんには、偏食が強いお子さん、感覚過敏でスプーン・フォークを持てずに中々食事が進まないお子さん、離席してしまい怒られてしまうお子さんなど色んなお子さんがいます。色んな理由から食事が上手くいかないと日中の覚醒や活動量にも影響が見られます。何よりご飯がスムーズにいかないのはお子さんにとっても保護者さん・介助者にとってもストレスですよね、、、
また、食事は食事だけでは終わりません!私たちの成長に大切な要素がたくさん詰まっていますよね!私たちにとっては困ってしまう”手づかみ食べ”も物に向かって手を伸ばす(目と手の協調)、掴んだ食材の感触を知る(触覚・温冷覚等の刺激を感じる)、などお子さんの成長を促す大事な機会となります。
お子さん自身の能力の成長だけでなく、食事場面では色んなことを学ぶ場でもあります!皆で一緒に食べる場では”マナーや社会性”に繋がりますし、1人で食べれることは”自主性”(自立)に繋がります。お友達と一緒に食べるのは楽しいですよね!”対人関係や相手への意識”にも繋がっていきます。
要するに食事場面を適切に見ることが出来ると、普段の生活の様子も見えてきます。すぐ離席してしまうお子さんは他の場面でもお約束を守るのが難しかったり、他のお子さんのご飯を取ってしまうお子さんは相手への興味が薄かったり(他にも理由は考えられますが)と食事場面から生活場面をアセスメント(評価)することに繋がります!
では実際にどのようにアセスメント(評価)していくのかを見てみましょう!
~アセスメント(評価)編~
アセスメントでは、どのような所を見るといいか紹介します。
全てを細かくお伝えすることは出来ませんが、重要な部分(主に事業所やご家庭で見られる際に必要な部分)を挙げていますのでご参考下さい。
復習ですが、前回挙げた食事場面で主に必要な能力です。これらの部分はしっかりと押さえておきたいですね!
文章にしたものがこちらです!一つずつ見ていきましょう。
*各項目の説明はざっくりとしていますが、今後の記事で詳しく書いていく予定です
お子さんは椅子に座り続けることが出来ていますか?姿勢を十分維持できないお子さんは椅子から滑り落ちるように床にゴロンとしてしまうことがあります。
今は色んな食具が売られています。お子さんによってはまだ手指の発達が十分でないのにお箸しか渡されないなど、機能に合わない道具の使用が見られることもしばしば、、、私たちも爪楊枝を箸にして食べろと言われたらいらいらしますよね??
お皿を支えることが出来ないお子さんは割と多いように感じます。適切に介入してあげないといつまでの「何でお皿を持たないの!!ちゃんとして!」と楽しくない食事になってしまいます、、、
スプーンでご飯をすくう際たくさんの量を一気についでしまうお子さんいますよね??スプーンですくう際にあさっての方向を向いているお子さんいますよね??お子さんにとっては食材を見分けること、注目することが苦手なのかもしれません。
感覚過敏なお子さんは食事に消極的に見えるかもしれません。本当はお腹が空いているのに過敏な感覚で食べられないのかも、、、歯磨きを嫌がるお子さんも多いですよね!
好きなおかずだったり保護者さんに聞くのもいいですね!時折あるのがおやつを間食に食べてしまっていること、間食が悪いわけではありませんが、ご飯の前にはしっかりお腹がすくように調整したいですね!
生活習慣は全ての基礎になります。寝るのが遅くなったり活動量が少ないと食事にもよくない影響が出来てきます。日中出来る活動や睡眠についても書いていきますので今後も続けて見てください!
以上主なものを挙げていきました。後追加で聞いたことがいいものとして、
食事中のマナーについて、①自分と他人の食事の区別がついているか、②食事中に離席があるのか(粗大運動の未発達にはよらないもの)、③食べこぼしはあるか
心理的な部分について、①場所が変わっても食べられるか、②集団の中で食べられるか、③過食や拒食(感覚過敏によらないもの)があるかなど聞くとよりお子さんの詳細な様子が見られるかと思います。
~介助・遊び編~
今回の記事の目標は
”食事中に見るポイントを押さえる”でしたね!
でも、実際の現場では
押さえるポイントは分かったけど、一度にたくさん覚えられない、、、
介助しながらだと一つ一つメモすることなんて出来ない、、、
と思われる方も多いのではないでしょうか?
私が職場で使っている☑シートを載せていますので、興味のある方は見てみてください!Excelなので他に必要な部分が合ったらどんどん足したり削ったりして自分の使いやすいように改良して下さい!
(シートにはまだ説明していない項目があります。今後お伝えしていきますのでご安心ください!)
長文でしたが読んで頂きありがとうございました!
ぜひまた次の記事も読んでもらえたらと思います!
お子さんの楽しい食事に繋げていきましょうー!!
参考文献:
臨床作業療法2014年3・4月号
発達障害の作業療法第2版
子どもの発達に合わせて教える1食事編
苦手が「できる」にかわる!発達が気になる子への生活動作の教え方
発達障害のあるなしに関わらず、お子さんに関わる方皆さんと一緒にお子さんの成長に向け楽しくサポートが出来るように頑張りましょう!