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転職か残留か〜年収が下がった現実を考える〜

私の職場は年俸制。
求人情報には、昇給あり、賞与なし、で出ていた。


昇給もしないし賞与も出ない

現職で3社目となるけれど、これまでの2社は毎年の昇給、賞与ありが前提だった。
1社目はリーマンショックの影響などで昇給も賞与もない年もあったけれど、そういうときはない旨の説明があった。

今の職場はそのあたり不透明。
事前に確認しなかった自分が悪いのだけれど、毎年、昇給するものと思っていた。
後々昇給すると見込んで、希望年俸も無難な額にした。

蓋をあけてみたら、5年間で1度しか昇給していない。
月にして1万に満たない額。

この時点でモヤモヤしていたけれど、逆に賞与に関しては2年目以降から年2回、毎回出ていた。2回合わせても月給1月分に満たない額だったけれど、昇給しない中では大きな金額だった。
そのあたりでギリギリ、納得感があった。

が、今年。
待てど暮らせど賞与の通知が来ない。。。
もちろん昇給もない。
そして、今年は賞与も出ないことがわかった。

物価高の影響でベースアップが叫ばれている昨今、年収を下げてくるってどういうこと!?と、かなり不信感と不快感。

ちなみに周りはというと、昇給に関しては全体的になかなかしない。
ただ社内格差が激しい職場で、上層部の人は元からかなり高い年俸だと思われる。
私の年俸に0を一つ加えても、ダントツ1番とはならないんじゃないかって格差。

そして問題の賞与。
どうやらこれまでは実質ほぼ全員に支給されていたそう。
それが今年から評価方法などが変わり、決まった割合の中で出すことになったとか。

絶対評価だったものが、相対評価に変わったということ。
これだけ聞けば仕方ないと思うところだけれど、評価方法や、相対評価にしたところで賞与以外にどう反映するのか疑問がある。
今年も賞与が出た人でも、昇給はやはりしていないそう。

そもそも賞与は元から確約されていなかったこともあり、オプションのような感覚。最近は当然出るものと考えてしまっていたから、出なかったことはショックだけれど。

昇給の仕組みをどうにかして欲しい。評価の良い人への褒賞も考えられているようだけれど、今のところ納得感の薄い内容。

アピールが大事

毎年のことだけれど、評価のフィードバックはない。
唯一昇給したときも、気づいたらしていた。
正直、毎年同じように仕事をしているため、そのときと今回とで何が良くて何が悪いのかまったくわからない。

ただ今回のことで一つ学んだことがある。
やっている感やアピールが大事だということ。

上司たちには賞与が出なかったことを確認したし、職場で話す機会が多い人たちには愚痴がてらネタとして話している。

だからかこれまで何度かこうすれば評価が上がるかもしれない、という助言を頂いた。それらをまとめると、↑になる。

たとえば私は、合理的だったり効率重視な流れを好む傾向がある。
それはメールのやり取りもそうで、宛先には本当にその案件に必要な人たちのみ設定する。確認事項なども意思決定者が誰なのか考えて、必要な人たちにのみ確認する。
関係のないメールが来るのは迷惑だろうし、自分だったらそう思うから。

でも「◯◯の人たちも入れておけば、頑張ってやってくれていると思って(私の)印象が良くなるかもしれない」というようなことを言われた。

その発想は私にはまったくなく、新鮮だった。
他の助言も似たような視点の内容だった。

もしかしたら昔の私だったら、そういうことは嫌に思ったかもしれない。
でも大人になるごとに、良い意味で「どうでもいいこと」が増えた。
自分の中で本当に大事に思っていること以外、どうでも良いと思えることが増えた。

だから素直に「なるほど」と思ったし、助言通りにメール設定も変え、重要な局面ではシレッと宛先を増やしてみたりしている。
微々たることで、本当に心象が良くなるのであれば全然問題ない。

契約社員の自分に抜かれた

賞与が出ないことが判明したとき、上司たちに確認し、相対評価となったことを知った。その評価内容は多分、心象的なものが大きくて、具体的に誰のこの業績が良いとか、この人はこれが足りない、とかではなさそうだった。
それは上にも書いた助言からしてもそう。

そのこと自体はもう仕方ないので、とやかく言うつもりはない。
(望まれてもいないけれど笑)出世欲はゼロ。平社員のままで可能な上限の年俸には到達したいけれど、そこから先は望んでいない。
だから今の仕組みに自分がどこまで合わせられるかだと思っている。

単純にとにかく年収が下がったことがショックだった。
何でかって、ここ何年も支出と手取りがほぼイコールだから。
何なら支出の方が多くなる月もあるけれど、ギリギリ賞与で清算されていた。
だから賞与がなくなれば、その分がそのまま赤字になる。
おかげで今年は現時点で赤字。

それに輪をかけてショックだったのが、仮に前の職場でそのまま働いていたとしたら、そのときの自分の方が収入が良いこと。

これは普通のようにも聞こえるけれど、前の職場では契約社員だった。
契約社員でも昇給や賞与があったけれど、その職場の正社員の人たちに比べると差が出る部分もあった。
あと前の職場では留学やワーキングホリデーは評価してもらえなかったため、同年代の同じ契約社員の同僚に比べて月給が低かった。

その自分よりも今の方が低い。

今の職場に入るとき、当時の私の年収よりは高い額で希望した。
同年代の同僚たちはそれくらいかなという額だった。

でもほぼ昇給しないまま賞与なしとなったため、低めだった契約社員の私にすら追い抜かれてしまった。
これに気づいたときはなかなか衝撃だった。

転職するか、2択

でもじゃあ転職するかというと、、、
健康だったらしていたと思う。

今年で40歳になる。
誕生日前の39歳のうちに転職しようと思って、活動し始めたと思う。

悲しいかな現実は闘病中の持病があるため、しない。
あと2年強、治療が続くためその間は環境を変えたくない。

お給料面の不満はあるものの、治療中のことへの理解が大きいことはとても有難い。同僚に比べて在宅勤務も多いけれど、評価の疑問を呈したときもそのことについては何も言われなかった。

IT系の仕事であれば在宅勤務が可能な求人も多いと思うけれど、人間関係などは実際に働かないとわからない。
入社した途端に周りも自分も在宅の環境で、良好な人間関係を築けるのか未知数。

仮に今と同じようなシステム開発の仕事をするとして、ユーザ担当者とのコミュニケーションは必須。
今の職場ではコロナ渦前は毎日出社していたし、その頃から築いてきた関係性があるから特に在宅でも不便はない(と自分では思っている)。
出社したときには、意識してユーザ担当者の方々の席を訪ねたりはしているけれど、やはり在宅勤務となる前にある程度の関係性が作られていたことは大きいと思う。

治療期間は残り2年強。副作用など体調が大きく改善される見込みはないため、余計なストレスは抱えたくない。
そうなると、多少赤字でも生活ができている以上はこのまま今の職場でできることを考えるべきだろう。

じゃあ治療を終えた後は、、、
それはそのときの状況次第だけれど、下記の2択。

  • 仮に定年まで収入が変わらなくても、黒字かつ多少の貯金ができるくらいの節約家になって骨をうずめる

  • 今よりは激務になることを覚悟で、転職して収入を上げる

なぜ転職が激務になるのかというと。
私は転職サイトで見る職種でいう「社内SE」という職種に就いている。
一概には言えないけれど、また同じ職種に転職活動をするとして、管理職以外で今の年収を大きく越える求人は多くないと思われる。
今も一般的に決して良い年収ではないけれど、悪くもない。

昇給していく中で今よりも良い年収となっていくことはあり得ても、最初から大きく越えられる求人は多くはない。
管理職ならたくさんあると思うが、平社員が良い。
そもそも40代以降で管理職以外となると、間口が狭くなりそうな問題もある。

最近ザッと見てみた求人で、管理職以外で今よりも最初から大きく収入を上げられるのは、AIやAWSなどのエンジニアやITコンサル。
エンジニアは無理。応募条件的にも無理。

となると、ITコンサル一択。
一応PMPを持っているし、もしかしたら雇ってくれる会社もあるかもしれない。
ただ今よりもかなり激務になると思われる。

今はほぼ残業なし。
月に1,2時間〜5,6時間(残業が少ないことを重視して今の職場を選んでいる)。

これに比べると10倍くらいになりかねない。
それを覚悟して高収入を目指すか、節約するかの2択。

朗報、考えてみれば

と、ここまで書いて大きなことに気づいた!!!!

ここ何年かの支出は医療費の割合も大きい。医療費控除の常連。
でも病気になる前は、歯の自費診療を受けた年しか医療費控除の申請をしたことはない。

治療が終われば、医療費が減る。
厳密には治療費は医療保険がおりているため、あまり意識していなかった。
でも支出には含めている。

治療を終えても生涯、リスクがある。検査は受け続ける。
健康だった頃より体調管理にお金をかけるし、単純に元には戻らないけれど、それでも出なくなった賞与1回分くらいは減りそうだ。

本当に今気づいた。
書いて思考を明確にすることって大事だと改めて学び、少しスッキリしてこの記事を終えられそうだ。

まずは今の職場で、できることをやってみようと思う。
不満ばかり気になってしまうけれど、懐深く待遇してくれている面があることを忘れてはいけない。































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