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最近の注目ワード「BabyTech」について調べてみた!

こんにちは、かっちゃんです!

先日の投稿で、最新のおむつ事情について書きました。
https://note.com/thark_9/n/n5ca75c2a89c7

これらを調べていたら興味深い言葉と出会いました。
それは...「BabyTech ベビーテック」という言葉です。

最近〇〇Techという言葉は確かに流行ってます。例えばFinTech、AgriTech、EdTech…それぞれ金融、農業、教育xITということですね。

確かに育児の現場でのIT化というのは全然あり得る話ですし、実際に保育園や幼稚園ではIT化が進んでいるのも事実です。
(こちらも過去に少し記事で触れました)

僕自身も本業でIoTに携わることを始めており、BabyTechという言葉を聞いたとき、これは絶対に面白い!と思ったが本音です。

というわけで少し前置きが長くなりましたが、今日はBabyTechについて少し見ていきましょう!



1. BabyTechって何?

ベビーテックはその名の通り、赤ちゃんxITということですね。
ただBabyに当たる部分はもう少し広義な意味があり、妊娠期から未就学児までにかかわる人たち全てに対し、先進技術を融合させて、成長や発展を支援したり、促していったりというような意味があります。ここでの先進技術はAI, データ活用、IoT、 ICTといったようなものです。


BabyTechという言葉は2016年にアメリカのCES(Consumer Electronics Show 家電見本市)にて提唱された言葉
と言われています。2016年以降も毎年BabyTech関連の製品が出展されており、表彰されている製品もあります。


2019年のBabyTech部門での表彰及びBabyTechの将来というテーマでパネルディスカッションしている動画もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=zcGs-BPby7A


全て英語ではありますが、聞き取りやすく、英語字幕もかなり精度が高いので、比較的理解しやすいかと思います。個人情報保護やセキュリティ対策を暗号化することで漏洩を防ぐ話、将来的には個々人のデータを活用した技術開発、感情等を有する社会的なロボットの出現が育児をサポートしていく等という発言が見られます。


こうした背景もあり、市場規模はどんどんと大きくなり、BabyTechへの投資も盛んになっています。ドイツ系の統計会社のStatistaの発表によるとBabyTechの中でもベビーモニターと呼ばれるモニタリングの分野では
2019年に約1200億円規模だったものが、2027年には1900億円規模になるだろうという見込みを出しています。
https://timesnext.com/new-generation-parenting-trends-booming-baby-tech-industry/


こちらはベビーモニターの分野だけなので、他の分野も含めるとより大きな市場になるだろうと推測ができます。また先進国では少子化が進んでいますが、世界全体でみると人口は増え続けていることを考えると、今後も成長分野だということは十分言えるのではないかと思います。


妊娠期から未就学児まで、という期間を考えるといくつかの分野や目的に分けることができます。胎児状況、授乳関連、SIDS対策、栄養関連、育児記録、玩具…いろんな角度や視点、効率化、問題解決といった面からのアプローチができますね。


そんなBabyTechですが、いったいどういうものがあるのでしょうか?少し調べてみたのでご紹介したいと思います!



2. BabyTechの例

個人的に面白いなぁと思ったものを3つ程、紹介したいと思います

①MONIT

前回の記事でも取り上げましたが、やっぱりこれはすごいと思ったので再度紹介します!こちらはおむつに取り付けるセンサーです。
http://shop2.goodmonit.cafe24.com/page_sub01.html


おむつに手のひらないくらいのサイズの円型センサーを取り付けることで
おむつの中をモニタリング。排泄物をセンサーによって読み取り、その連絡をスマホに行うという仕組み
です。またセンサーは空気状態をチェック&授乳等のハブ機で充電を行えるようになっています。おむつにはマジックテープで取り付けられるので、基本的にはどんな紙おむつにも対応可能です。


やっぱりすごいです。おむつカバーやおむつの上に服を着せていると排泄したかどうかわかりにくい、また最近のおむつは進化しているので不快感を感じにくい中で、センサー経由で連絡が来ることで排泄していることの確認ができる、というところはとても画期的だなと個人的に思います。


気になる点は通知により「おむつを交換しなければならない」という強迫感とデリケートな部分にセンサーを取り付け、そこから電波が発生しているというところでしょうか…科学的に何か弊害があるという懸念もないとは言い切れないかなというのが本音です。


②パパっと育児

こちらはスマートフォンアプリです。
8/26現在のレビュー数は2,004レビュー、星は4.3とかなり高評価です!
http://papaikuji.info/


こちらは2019年にBabyTech Award Japanで健康部門大賞を受賞しているアプリです。育児記録や予防接種管理、育児サポート機能が詰まっており、母子手帳の上位互換みたいな感じですね。


僕が一番驚いた機能は「赤ちゃんが泣いている理由がわかる!」という機能です!モニタによる正答率は80%を記録と書いてありますが、、、
これはすごすぎませんか…おなかが減っているのか、不快感があるのか、眠いのか…そういったことを当ててしまうなんて優れ過ぎかと…


泣いている声のデータを収集、AIによる学習、アルゴリズムの構築…泣き声までがデータになる時代です。全ての事柄・行為・行動がデータとなることで生まれたものですね!


③ベビーアラーム E-201

こちらは乳児用体動センサーです。
https://www.seastar.co.jp/products/babyalarm.html


センサーにより乳児の体動(呼吸含む)を感知。睡眠中で20秒間感知しない場合はアラームで警告され、SIDS(乳児突然死症候群)や窒息などの防止対策として使用できるとされています。SIDSは未だに原因が特定されておらず、リスクを減らすということが最大の防止策とされています。


安全安心を手に入れるという意味で、非常に重要な役割を果たす製品ですね。使い方も非常に簡単です。価格も1万円切っており、この価格で小さな生命を救うことができるかもしれないと思うと、本当に素晴らしい開発製品だと思います!


と3つほど、ピックアップしてみました!!
僕の個人的な独断と偏見により選ばさせていただいております(笑)



3. 最近のBabyTechの動き

先程のちらりとBaby Tech Award Japanという言葉を出しましたが、
日本でもBabyTech製品を展示する場や紹介する場が徐々に増えているそうです。


毎年新たな製品が生み出されており、どんどんと拡がりを見せています。
また、家庭向けだけでなく、保育園や幼稚園向けのサービスも拡がりを見せています。


日本だけでなく、海外に目を向けることも今後は重要なのかもしれないと思います。アメリカを始めとした先進技術を持っている国もありますが、日本は日本の良さ、文化を活かしたようなプロダクトの開発ができると考えます。



4. BabyTech製品を考えてみよう

少し話が大きくなりすぎましたが…このnoteは完全に趣味で行っています。更新頻度も少ないですし…


今後は学んだことの発信もしつつ、BabyTech製品を考えてみた、という記事も上げていこうと思います。完全にアイデアベースで、誰の得になるのか、ということもありますが、備忘録的にアイデアノートとしての側面も出していければと思います。既にブレストは終了済み、どういうグループで、分野で…というのをこれからまとめていくところです。


また、楽しんで読んでいただければ嬉しく思います!


おわり


●今回参考にしたもの●
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MONIT
パパっと育児@赤ちゃん手帳



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