台湾から学ぶ、デジタルと共存する社会/オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る
オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る
を読み、
台湾の政府・社会が、
うまくデジタルを取り入れているなと感動。
日本の政策について、
歴史について、
もっと勉強したいなと感じました。
そして、自分だけでなく
自分の子供たちが暮らしやすい世の中になるよう、
社会に対して関心をもち、
政治にも積極的に参加したいと思いました。
どんな内容が書かれていたか?
本書内では、
オードリータンさんの育ち、
台湾のデジタル政策、国民性、
これからのデジタルの向き合い方
などについて書かれていました。
特に印象的だったのが、
以下の一文です。
AIが代行するようになった仕事に就いていた人は、今度はAIを誘導したり訓練させたりして、「新しいデバイスに取り込める部分はないか」と探すように仕事を始めればいいのです。
〜中略〜
要するに、イノベーションを行えば行うほど、人間の仕事はよりクリエイティブになっていくということなのです。
(オードリー・タン デジタルとAIの未来を語るP.195より引用)
これまで読んだ、
AIやデジタル化に言及した本と違い、
デジタルの脅威
(特に、ブルーワーカーが仕事を奪われる脅威)
ではなく、デジタルの共存を強調していました。
銀行の窓口業務を、
AIに任せられるようになり、
仕事が減る人が出てくる。
ということを、
AIに任せることで、
よりクリエイティブな仕事に、
人間が着手できる。
と捉えると、とてもポジティブに感じられます。
あくまでデジタルは、
人や、人の仕事を支えるツール
という風に捉えるべきだと感じました。
また、台湾では5Gを
ネット環境の整っていない場所や、
地方から普及させているそうです。
それは、デジタルの技術が、
子供たちの教育に役立ち、
人々の視野を拡大させるものだからです。
加えて、高齢者や
デジタルに苦手意識のある人々に対しても、
手厚くサポートをすることで、
"置いてけぼりの人をつくらない"
ように、政府が尽力しているようです。
"置いてけぼり"にされなければ、
積極的に活用したい!
と思えますよね。
積極的に活用したいと思う人が増えれば、
便利なものがどんどん広がると思います。
ある一定の人だけが喜ぶ社会でなく、
みんなが喜ぶ社会を、
みんなで作ろう。
という姿勢が素晴らしいと思いました^ ^
参考
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