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6月の食事のポイントは減らすこと。食べ過ぎをやめてバテ知らず。

体バテを無くすためには、
良い睡眠、程よい運動、そして食事。
これらが大切です。

しかし、睡眠の質は自分で決められないし、
運動もやりたいけど出来ない日があります。

しかし、食事は毎日必ず摂りますよね?
しかもどんな食事をとるか選択しますよね?

選択できるのであれば、
睡眠・運動・食事の中で
最もコントロールしやすいのは食事です。

食事をコントロールして、
体バテを無くしましょう。

◇ ◇ ◇

そして、6月のポイント。
それは減らすこと。

中医学(漢方)では、
6月の梅雨の時期のことを長夏と呼びますが、
長夏は余分な水分が体内に溜まりやすく、
体の消化機能(脾)が弱る
とされています。

そのため、
体に溜まった余分な水分を無くすことと、
消化機能を休める意味で、
食事量を減らすことが進められています

余分な水分を無くしたり、
消化機能をリセットしたりする働きを
オートファジー』と呼びますが、

ダラダラ食いなどで空腹時間が少ないと
オートファジーがうまく作用できません。

また、オートファジーは
体の水分の除去や消化機能のリセットの他、
肥満を含めた生活習慣病の予防にもなります。

つまり、6月のポイントは、
食事をあえて減らし、
オートファジーを活性化させることです。



今日の1冊

大久保愛『1週間に1つずつ 体がバテない食薬習慣

体がバテない食事法を
漢方(中医学)に基づいて、
1週間ごとに紹介。

簡単に作れるスープ中心のレシピと
取り入れられるハーブが紹介され、

さらに、月ごとに季節の特徴と
気をつけるポイントが紹介されています。
(6月の場合は『減らすこと』など)

また、漢方では積極的に
旬の食物を摂ることが進められており、
本書でも旬のレシピが盛り沢山です。

そのため、
この本に沿って料理をすることで、
自然と旬を取り入れた料理ができます。



体バテの原因

体バテのそもそもの原因は何か?
それは、ミトコンドリアの働きの低下です。

ミトコンドリアの機能が低下したり、
不良なミトコンドリアが増えたりすると、

体に老廃物が溜まる、
体の回りが悪くなる、
冷えやすくなるなどの症状が出て、

結果として、
体がバテている状態になるのです。

そのため、体がバテないようにするには、
以下の3点が必要です。

1.ミトコンドリアを活性化させる栄養を摂る
2.ミトコンドリアが活性化しやすい環境を作る
3.ミトコンドリアの働きを邪魔するものが、
増えないようにする。

上記3点をクリアするための方法として、
『1週間に1つずつ 体がバテない食薬習慣』では
食事の方法、ポイントが紹介されています。



6月の食事のポイント

湿気が体内にも溜まりやすい6月は、
不良なミトコンドリアもたまりがち。

不良なミトコンドリアが溜まれば、
老化や不調を促す活性酸素が
発生してしまいます。

そうならないためにも、
6月は『減らす』ことを意識し、
内臓への負担の少ない食事を取りましょう。

内臓への負担の少ない6月の食事プログラムは
以下の通りです。

1週目
・『減らす』ことで消化器官をいたわる。

・食べると良い食材は、消化を補助するような
キャベツやタコなど。
2週目
・代謝の低下や冷えを防ぐため、
豚肉などの、スタミナの付く食材を選ぶ。

・背筋伸ばしで体の巡りをよくする。
3週目
・梅雨もまだまだ終わらない6月3週目。
体の巡りが滞り、むくみやすいため、
『何をやめるか』を意識する週。

・食べるなら、抗酸化作用が強く、
 カサ増しになる食材を。
 レタスやもやしがオススメ。
4週目
・毛細血管を強くして、
栄養と酸素を体中に巡らせ、
代謝を上げることが大切。

低脂肪で抗酸化作用のある、
ささみやそら豆がオススメ。


1週間ごとのプログラムだと、
毎日本通りに進めなくては!という
義務感が少なく、

1ヶ月ずっと同じことをする、
というわけでもないため
程よく続けやすいですよね。

6月以外にも、
1月〜12月まで毎月載っているので、
1年かけて体を元気に保ためにも、
実践していきたいですね^^



合わせて読みたい

今回紹介した内容を
より深堀したいあなたへオススメの書籍です。

オートファジー、中医学、
どちらも奥のふか〜い学問ですが、
初心者向けの書籍が出ていて、
初めてでもとっつきやすい内容の2冊です。

◇ ◇ ◇

・吉森保『ライフサイエンス: 長生きせざるをえない時代の生命科学講義 』

記事内で触れた、『オートファジー』に関して
わかりやすい言葉で説明されている、
生物学の入門書のような1冊。

オートファジー以外にも、
細胞の仕組みも丁寧に説明されているので、
教科書代わりに1冊あると便利です。


◇ ◇ ◇

・櫻井大典『こころとからだに効く!ゆるゆる漢方生活』

記事内で触れた、『漢方(中医学)』
をもとにした、毎日簡単にできることが
まとめられている1冊です。

今回紹介した、『体がバテない食習慣』
では、食事を中心に説明されていますが、

『ゆるゆる漢方生活』では、
簡単に取り入れられる運動や、呼吸法、
心の持ち方など広く浅く紹介されています。


本を買うよりもっと手軽に・・・
と言うあなたへは、
櫻井大典さんのTwitterがオススメ。




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