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2100年のエネルギー事情:磁気の時代が到来?!

先日、
成毛眞さんの『2040年の未来予測』を読み、
近い未来について調べたくなったので、
ある本を読みました。

その本は、ミチオ カクさんという
日系アメリカ人物理学者の方の本。

近未来(2010年頃〜2030年)
世紀の半ば(2030年〜2070年)
遠い未来(2070年〜2100年)
の各段階におけるテクノロジーの
変化の予測
を書かれた本です。

特に、エネルギーに関しては
意外な結果だったので
共有したいと思います。

結論から述べると、
2100年にはエネルギーを使わない、

つまり”磁気”を活用した
車が走っていたり、
宇宙からのエネルギー
を活用しているとのこと。

私は”電気”が普及して、
全て電気で賄っていると
思っていました・・・^^;



\読んだ本はこちら/



2100年には磁気自動車が走っている

2030年までの近未来から、
2100年にかけ地球温暖化が深刻化し
主力で使われるエネルギーの
置換が進むと予測されています。

ざっくり以下のように
予測されています。

〜2030年:
化石燃料メイン→太陽光、水素、風力

〜2070年:
・核融合発電が進歩
・電気自動車が普通に

〜2100年:
・宇宙からのエネルギー
・磁気自動車

〜2030年

現在もSDGsなどの取り組みが
各国で進められていることからも
わかりますが、
温暖化がより深刻化されます。

実は、現在の温暖化の影響となっている
二酸化炭素などの温室効果ガスは、
1900年代の高度経済成長期に
排出されたものです。

そのため、現在エコな取り組みを
行ったとしても結果が出るのは、
もう少し先の未来とのこと。

ただ、これ以上温暖化を
進めると海水面の上昇、
気温の変化、生態系の変化など
さまざまな問題が進行してしまいます。

◇ ◇ ◇

そこで、2030年までは
2021年現在でも注目されている
水素発電や、風力発電、太陽光発電
が台頭すると予測されています。

確かに、日本でも
トヨタなどが水素で走る
自動車などを開発していますよね。

また、住宅業界では
太陽光発電機の搭載も
推奨されており、

国としてもZEHの
支援事業などが進められています。


また、比較的クリーンな
エネルギーとして核融合
注目されています。

ただし、核融合は
ご存知の通り被曝などの
不安要素も多いため、

慎重に開発が進められている
というのが現状だそうです。

◇ ◇ ◇

そして、2070年以降。
発電機は衛星として
宇宙へ飛ばし、

宇宙空間で太陽光の
エネルギーをマイクロ波へ変換し
それを地球上に送るように
なると予測されています。

実際に、SSPS(宇宙太陽光発電システム)
として海外、日本でも研究が
進んでいる分野ですね。


また、自動車に関しては、
電気自動車の拡充・・・

ではなく、
リニアモーターカーのように
”磁気”を利用した
自動車が普及することが
予測されています。

実は、自動車にエンジンが必要なのは、
地面と自動車との摩擦に
打ち勝つためだそうです。

そのため、抵抗のない
超伝道体を活用した技術が
自動車にも使われるように
なるのだとか。

イメージ的には、
ドラゴンボールの世界の
車みたいな感じでしょうか。


今研究が進められている分野が普及するんだろうな・・

冒頭に書いた通り、
磁気自動車が普及するのは
私にとっては意外ですが、

2100年に実現・普及すると
予測されているものは
全て、今現在研究が進められているもの

突然現れて、
突然普及するなんてことは
あり得ないのだと感じました。

『2040年の未来予測』でも
ありましたが、
急速ではあるものの、
徐々に世界は変わっていくのだと
読みながら実感できました。


2100年の科学ライフ』では、
今回紹介したエネルギー以外にも、

宇宙、医療、AIに加え、
人間そのものがどうなるかなど
興味深いテーマが盛り沢山です。

最終章には、2100年のある日として
コンタクトレンズ型インターネットを使い、
ロボットと同居し、
自動運転の磁気自動車に乗り、
バーチャル空間で友人と話す
そんなある日の様子が描かれていました。

SF映画ほどぶっ飛んでおらず、
現在の技術の延長で
実現可能そうなものも多く、
妙にリアルで面白かったです。


現在、どのようなものが開発されているか
などの最新技術についても
興味を持つきっかけになった本でした^ ^


\読んだ本はこちら/






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