モノでもコトでもなく、プロセスを買う

「物語が価値になる」と聞いて、少し前に箕輪厚介さんのTwitterでこの言葉を拝見し、疑問に思ったことを思い出しました。

この本が作られていたからの発言だと気づいたのは、本を読んでからです。（気づくのが遅いw）

そんな私の身の上話は置いておき・・・

尾原和啓さんの『プロセスエコノミー　あなたの物語が価値になる』は、人が価値を感じるものが変わってきたことを明文化してくれた本でした。

この記事では、プロセスエコノミーが意外と身近にあることを書きながら、本から学んだ実践における心構えを共有したいと思います。

実践方法は？と思われたかもしれませんが、安心してください。
既にあなたはnoteを通して実践していますから。

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ちなみに、今回読んだ書籍は、
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プロセスエコノミー　あなたの物語が価値になる (幻冬舎単行本)

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今回読んだ『プロセスエコノミー　あなたの物語が価値になる』ももちろん無料で読めます。

プロセスエコノミーとはなんぞや

プロセス、つまり、商品そのものが持つ機能的な価値ではなく、商品が作られる行程や、商品へのこだわりに、人は価値を見出すようになりました。

こう書くと、えらく小難しいことのように感じてしまいますが、実は私たちも既に価値を感じて商品化しています。

このnoteもそうです。
あなたがnoteを通じて読者に提供しているものは、スキルや情報だけではありませんよね？

あなたがスキルを身につけた、あなた独自の方法やこだわりを、読者に提供してくれていますよね。

すでに勘の良いあなたならお気づきだと思いますが、これは私たちの身の回りに溢れています。

例えば、Nizi ProjectやTHE FIRSTもその１つです。彼ら彼女らが夢に向けて努力する姿そのものに価値を見出しているのです。

実は、ジャニーズもそうです。ジャニーズJr.の時から頑張る姿をみているからこそ、熱狂的なファンが生まれるのです。

インターネットの普及と、企業の競争力の激化により、新しい商品はすぐに新しい商品でなくなります。

新しい商品や技術が販売されても、簡単にコピーができ、品質もそう変わらない商品を作ることができます。

では、そんな市場で消費者が何を買うとしているのか？

それは、商品のプロセスです。そして、商品のプロセスに自分の思いを重ねて価値を見出しているのです。

プロセスエコノミーの実践において大切なこと

プロセスエコノミーを実践する方法は、今や世の中に溢れています。このnoteもそうですし、YouTube、ブログ、SNSなどさまざまです。

そのため、ここでは実践における心構えを中心に共有したいと思います。

プロセスエコノミーの実践においてもっとも大切なことは、「WHY」をさらけ出すことです。

「WHY」を曝け出すことです。
(2回目。)

「WHY」とは、商品に対するこだわりや、商品作りをする理由や、商品作りにおける作者の哲学などです。

TEDのプレゼンテーションで有名なサイモン・シネックさんは、人の心を動かし、行動を促すために、「強いコンセプト」と「コンセプトへの腹落ち感」が大切だと言っています。

つまり、「WHY」が大切だと主張しています。

もし、あなたがプロセスを誰かと共有し、強い熱狂を生み出したければ、あなたの強いこだわり、そして商品を作る過程と意味を曝け出し、周りを巻き込んでいきましょう。

周りを巻き込むには２つの型がある

周りを巻き込むには、「ジャングルクルーズ型」と「BBQ型」の２つがあります。

◾️ ジャングルクルーズ型
一緒に船に乗っているような感覚で参加します。
が、実際には危険のないところで、共に価値観を共有できることが、この型の最大の価値です。

◾️BBQ型
１人１人が手を動かすBBQ のようなやり方です。
特徴としては、ジャングルクルーズのように強烈な少数が牽引するというよりも、多様な人が集まり、それぞれが役割を果たしています。

この２つの型は、どちらが良いというわけではありませんので、あなたに合う方法を選んで実践してくださいね。

おわりに　

プロセスエコノミーは、ものに溢れ、「ないものがない」現代の人々が求める所属欲求を満たしてくれ、脳科学的にも人間が幸せを感じやすい仕組みになっています。

ですが、プロセスを開示することにばかり気を取られ、商品そのものの品質が落ちてしまったり、本来表現したいものでない方向に進んだりする恐れもあります。

あなたも、youtubeの実況動画が異常に激しくなるのを見たことはないでしょうか？

そうなってしまうと、プロセスの価値どころか、商品そのものの価値やあなたの価値すら下げてしまいかねません。

そうならないためにも、あなたが本当にやりたいことに情熱を注ぐようにしましょう。

最後に、本の著者、尾原さんの言葉を借りて、締めくくりたいと思います。

私たちは「自分が作りたいものを作る」ために命を燃やすべきなのです。

プロセスエコノミーは、そんな私たちの新しい生き方を実現するため、この大激動時代を生きる一人一人の武器にもなっていきます。

より創造的でよりワクワクする未来のために、あなたのこだわりを、さらけ出しながら走りましょう。

尾原和啓『プロセスエコノミー　あなたの物語が価値になる』より引用

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