『20代のうちに・・・』には、エビデンスがきちんとある。
20代のあなた！
臨床心理学者メグ・ジェイ氏の
スピーチを今すぐ聞いてください。
『20代のうちに好きなことをしよう』
『20代のうちに様々な経験をしよう』
などなど・・・
20代に向けたメッセージは
世の中に溢れていますが、
そんなセリフは
聞き飽きましたよね。
ただ、そのセリフには
根拠があったのです。
その根拠が
詳しく書かれているのがこちら。
20代が重要な理由を、
仕事、恋愛、脳と体の変化の3つの
切り口で書かれています。
簡潔に述べると、以下の3点です。
１.生涯賃金のほとんどは20代のうちに決まる
2.結婚相手選びが、大学選びよりも大切
3.脳は20代に最後の成長期を迎える。
つまり、
30代に入ってからだと
手遅れになることもあるのです。
『20代のうちに○○やっとけよ』
という言葉は、
あなたへ、そう言った人からの
自分の後悔も含めた忠告かもしれません。
20代での仕事が生涯賃金に影響する
経済学者と社会学者の意見は、
20代での仕事が生涯賃金に影響を与える、
ということで一致しています。
生涯賃金の伸びの2/3は、
キャリアの最初の10年に起こります。
日本の場合、多くは20代前半で就職するため、
最初の10年は20代を指しますよね。
そして、家族が増え、
国内外を移動するなどの自由が減り、
賃金の伸びが鈍くなります。
確実に年功序列制の会社で
とりあえず所属していれば
何も気にする必要はありません。
しかし、そうでない場合、
なるべく早いうちから
キャリアを意識した
『積み上げ』を始める必要があるのです。
フリーランスにしろ、
サラリーマンでいるにしろ、
『経験と実績の積み上げ』
は賃金に大きく関わります。
結婚相手選びは30代に引き伸ばしてはいけない
家族選び、
すなわち結婚相手選びは、
大学を選ぶこと以上に大切です。
人生100年時代と言われている昨今、
35歳で結婚したとすれば、
半世紀以上を一緒に過ごすことになる家族。
30代になったらそのうち見つかる…
わけがありませんよね。
20代のうちは、
結婚や家族を持つことが遠い未来に
見えてしまいますが、
将来を見据えて真剣に考えることを
先延ばしにしてはいけません。
また、女性の妊娠能力は
20代後半をピークに、
30〜35歳から低下していきます。
医療の進歩や、
女性のキャリアの充実により、
結婚・妊娠年齢が上がり、
30代で妊娠・出産する方は増えました。
しかし、35歳を過ぎると
自然妊娠の確率は半分になり、
流産の確率が倍になるなど、
リスクが伴います。
不妊治療が促進されていますが、
不妊治療による精神的な不安と、
金銭的な不安は数値で見れば一目瞭然です。
20代の時点で、
それを知っているか知らないかでは
大きく異なります。
脳は20代で最後の成長をする
これまで、脳の成長は
幼児期・思春期にほとんどが終わると
考えられていました。
しかし、脳の前の部分、
前頭葉は20代に最後の成長期を
迎えることが明らかになっています。
もちろん、
二〇代以後も脳は柔軟性を持って
発達もしますが、
二〇代の時のような
大きなチャンスは二度とありません。
新しいことを、
すばやく学べる時期は二度ときません。
こうなりたいと望む人間に
容易になれるのは、
二〇代をおいてほかにないのです。
（メグ・ジェイ 『人生は20代で決まる TEDの名スピーカーが贈る「仕事・結婚・将来設計」講義』より引用）
つまり、何かを習得したり、
チャレンジしたりするのには、
20代が大チャンスなのです。
まとめ
１.生涯賃金のほとんどは20代のうちに決まる
2.結婚相手選びが、大学選びよりも大切
3.脳は20代に最後の成長期を迎える。
これらを知れば、
20代がどんな時期かわかると思います。
主体的に考え、
行動して一度きりの人生を楽しみたいですね。
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著者のメグ・ジェイ氏本人が
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