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アジア人としての日本人

偶然、近くのパン屋さんで
出会ったこちらの本。

本屋さんじゃなくて、
パン屋さんです。

地域経済論、エントロピー論、
南アジア研究などを中心とする
「民際学」の研究者である
中村尚司
さんの本です。

今回は、
その本を読んだ時に感じた、
アジア人の1人としての感覚
の大切さについて、
書いていきたいと思います。

今回の内容は、
まとまりが悪くなりそうなので、
先に結論を述べておくと、

自分自身が「アジア人の1人
として、
日本を含めたアジアのことを
もっと勉強したい
と感じました。



まず、中村尚司さんの研究する「民際学」とは

民際学とは・・・

民際学というのは、
専門をもたない、
ふつうの民衆の生き方が、
そのまま研究活動になる学問である。

私の生き方、
私の社会的な
活動そのものを私が研究する、
そして、
私が他人を説得できるような
研究成果をまとめる。
中村尚司『人びとのアジア:民際学の視座から』より引用

簡単に言えば、
「人々の生活そのもの」
が研究対象といった
ところでしょうか。

そして、今回出会った本は
その対象を
アジアに絞った本でした。


中国や、お隣の韓国はもちろん、
台湾、タイ、ミャンマー、
インド、インドネシアetc..

あらゆる国々と日本の
戦中〜1990年代までの
関係性や、
人と人との繋がりが
書かれていました。


そこで、ハッとしたことが1つ。

本文中にも記載がありましたが、
多くの日本人は、
海外から学ぶ
ということに関して
欧米から学ぶ
と考えています。

大河ドラマ、「晴天を衝け」も
先週あたりから
アメリカへ行っていましたね・・

実際に、2020年代の昨今でも、
中国こそ増えてきましたが、
主流は欧米での学び
ではないでしょうか。

しかし、
実際に日本に住む人々
日本に今も残る文化
アジアがルーツのものが
ほとんどです。

しかし、
日本に住む、日本以外の
アジア人の人々の文化について
知らないどころか
興味を持たない。

悪い言い方をすれば、
日本の方が、
経済・技術的に発展していて
少し優位にいる・・・
そんな感覚もあるのではないでしょうか。



でも、日本にはアジアのものが溢れている

どんなに私達が、
欧米諸国に憧れていても、
実際に日本に根付いてるものの
多くがアジアにルーツを持ちます。

食事の味付けも、
食材も、
なんなら食器も、
哲学、宗教、生活習慣など
多岐にわたります。

それら1つ1つを
無意識的に行なっていますが、
なぜか、感覚だけは、
アジア人の中の日本人
ではなく、
日本だけ(特)別
という感覚。


日本の高度経済成長の裏では、
多くの日本以外の
アジア人女性がお嫁に来たり、
アジア人が働きに来たりしていました。

(本の中では、
実際に当時の日本人が
してしまっていた
差別的な扱いも書かれています。)


何が言いたいのかというと、
日本の今があるのは
日本以外のアジアの国々の
人たちとの交流があったからこそ。

なのに、
いつまでも「日本人だけ(特)別
という感覚でいるのは
ナンセンスだということです。



まとまらなさそうなので、強制終了します

感じたことを書いていたら、
まとまる気配がないので、
このへんで強制終了します・・

外国に憧れること、
外国と日本との壁を
無くすことは、
これからの時代において
必須だと感じています。

ですが、
もっと足元の、
というか自身のルーツや
アイデンティティの1つとして、
もっと身近にアジアを感じ
勉強していけると良いですね。

偶然にも、私が
最近熱中しているヨガも、
ルーツはインドですが、
日本の仏教とも深い関わりを
持つそうです。


WEB3.0の時代、
人生100年時代の到来において、
色々な国との関わりが
必須になっていますが、

そのような中で、
自分のルーツを深く知ることが
必ず生きる日が来ると感じている
今日この頃です^^







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