考察:よか家族6
それはのちの原爆史に残る黒い雨じゃないですかね
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昼過ぎごろ雨が降りました。 あら、雨ですたいねって
それはのちの原爆史に残る黒い雨じゃないですかね
この雨のせいでのちのちまで放射能の雨を浴びたとかいろいろなんじゃかんじゃ原爆病などと差別されたらしいです。。
木のくぼみから山の下をずっと見ていたのでしょう。
街が焼けていく景色を。つらかっただろうなぁ。
夜になるとだれかのお父さんたちが山の上に家族を探しに来たって?
お父さんたちは、、働いてたの?自分の家を守っていたの?
何をしてたんだろうと私は不思議に思っています。
おばあちゃんはおじいちゃんを待っていました。
気の利いたおじいちゃんが来ない。
あとで次男たちが探しに行きますが、何もなかったとのこと。
溶けてて何もなかったのかな。
岩川町にはちょっとした山陰に一本足鳥居というのがあって
鳥居の半分は原爆で飛んでなくなって、1本は残っています。
この鳥居の存在から熱線が当たったところ、当たってないところの差がよくわかります。
その日のおばあちゃんたちは山の上で寝ますが、
山のふもとは燃えている。生活していた場所が燃えてなくなるというのはかなり悲しい気持ちだったと思いますが、、
おばあちゃんはこの時のことを、
ただ、街が燃えて夜が明るかったと言うだけでした。
もしかしたら、このことをこれだけしか語れないのは
まだ生活していた場所がどうとかよりも、
馬鹿んごとなった時と変わらず、ただただ、燃える町を見ていただけだったのかなと思いました。
次はよか家族7です。
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