考察:よか家族5
どこっかいこうよ
方言原文はこちら
危ない!何処かへ!
山の上へ上る途中、けが人でいっぱい。
どこへ逃げればいいのか!とおばあちゃんは迷います。
けが人でいっぱい。
どっちに行っても自分と子供たちを守らなければいけない。
主人が変えてっ来るかもしれない。
とりあえず、木の陰のある場所に座る。
ここで思うのが木の陰、木は焼けでいなかったんだのかな。
この時、長女が大切なカバンをもっていて。おばあちゃんに教えてくれた。
これは一大事!財布を持っていなかきゃ!という長女の家族への想い。
よか話ですね。おばちゃんグッジョブ。
まだまだ山手に逃げてくる方がいたんでしょうね。
夕方ごろに聞いたということは、、原爆が落ちたのが11時なので
ずっとずっと夕方まで怖かったと思います。
逃げて来る人におばあちゃんの家があった西坂の様子を聞きます。
「もう燃えてしまいよる」
原文にも書いたけど、これを聞いたときにおばあちゃんは何とも感じずに
といいます。
もちろん本当の馬鹿じゃないです。
突然、すべてを一瞬でなくした。
ばかって方言でもよく言うのですが、何もかもすべてなくしてしまったことを、ほかに例えようがなかったのかなと思いまうす。。
そのあとから少しずつ、自分には子供がいる。子供を育てる。
その目処を立てることまでに思いを起こすまで、すごい時間がかかったと思います。
住む家がなくなった、旦那さんは戻ってこない、頼る家も行先もない。
家も街も燃えている。
この話を聞いたときは三代目の喉は熱くなり呼吸が苦しくなりました。
だって、みんな知ってるんだもん。
おばあちゃん、おじちゃん、おばちゃん、、
五社神社の下にある五社公園は3代目がよく遊んだ場所。
原爆資料とかで空から写した長崎の町とか動画みたりしたことがありますが、
その飛行機の焼けただれた街の中ではおばあちゃんを含めこういう方がたくさんいらっしゃったとのことでした。
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