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ベトナムでの出産

2人目の出産後3ヶ月が経ち、私と赤ちゃんはともに元気です。毎日は新生児の基本的なお世話、ミルクをあげたり、おむつを替えたり、寝かしつけたりととても忙しく過ごしています。加えて、2歳半の上の子の育児や在宅勤務、その他フリーランスの仕事に追われ、余裕はまったくありませんでしたが、出産と仕事を乗り越えた3ヶ月後の今日、少し時間を見つけてこのノートを残すことができました。

1.    ベトナムでの出産体験:総額2万円で、退院まで3日

出産は長引く陣痛に耐えること一週間。その間、痛みが日ごとに強まっていきましたが、幸いなことに、私が出産した地方病院に勤める隣人の助産師が、妊娠がわかったときから親身になって手伝ってくれました。彼女は陣痛の期間中、定期的に私の家を訪れて、私の状態を丁寧にチェックしてくれ、病院へ行かずとも状況をしっかりと見守ってくれました。お礼をしようとすると、彼女はいつも強く「ダメ、近所だから気にしないで」と言ってくれました。出産日には、痛みが一層強くなり、彼女は夜勤明けにもかかわらずすぐに駆けつけ、子宮口が何㎝開いているかをチェックし、病院へ急ぐよう伝えました。そんな中、2024年3月5日の予定日の朝に入院し、その夜の22時12分には無事、第二子となる男の子を出産しました。退院は出産から3日後で、全てが驚くほどスムーズに進みました。総医療費は2万円程度で済み、この出産は私にとって大変な経験でしたが、隣人の助産師をはじめとする周りの人々の温かい支援のおかげで、全てが順調でした。

2.    自然の恵み、ハーブによる母乳分泌の促進

入院中、母乳が十分に出ない問題に直面しましたが、母乳育児を重視するベトナムで、両親が伝統的なハーブ薬を準備してくれたおかげで、最初の2ヶ月間は完全に母乳だけで育てることができました。しかし、3ヶ月目に入ると母乳の量が減ってしまい、必要量の約40%しか確保できなくなったため、残りはミルクで補うことにしました。それでも、母乳育児に悩まずリラックスしようと頑張っています。

この葉っぱも飲んでいました。ベトナム語では「Cỏ sữa」です。

3.    家族の心強い支え

ベトナムでは出産場所を夫の家か自分の実家かを選べるため、私は暖かい実家で出産を決めました。出産後、母が仕事を休んで赤ちゃんのお世話を手伝ってくれました。夜中に赤ちゃんが泣き始めると、母はすぐに駆けつけて、優しく抱きしめたり、寝かしつけたり、ミルクを与えたりしてくれました。そのおかげで、私もしっかり休むことができ、仕事も続けられました。ベトナムの家庭では、こんなサポートが普通で、それが私にとっても大きな支えになっています。お陰で、長男と遊んだり、ヨガを楽しむ時間も持てるようになりました。


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