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思考のレシピ3 相対化して考える
見方によって見え方が異なる
(ライプニッツ)
同じ町でも異なった方向から眺めると、全く別な町に見えるから、ちょうど見晴らしの数だけ町があるようなものである。(ライプニッツ)
例えば、富士山は静岡側から見る姿と山梨側から見る姿とは違っています。また、飛行機から見える姿と新幹線から見える姿も違っています。
ものは固定的なひとつの在り方をしているわけではありません。
私たちは何かに行き詰まったとき、そのことだけしか見えなくなることがよくあります。そんなとき別の見方もあると気づくことによって道が開けることがあります。
相対化してみるというのは具体的にどういうことなのでしょうか。
それは、
相手の立場や気持ちになって考える。
別の可能性を考えてみる。
逆の方向から見てみる。
遠回りしてみる。
など様々です。
私たちはよく他人と比べることがあります。そのとき他人を否定し、自分を肯定したいという気持ちになるかもしれません。それは相対化の落とし穴です。
相対的に考えるということは多様な在り方に気づきそれを認めるという重要な意義があります。
見方も見え方もひとつではない、ということは、私たちの選択肢も、行く道も様々にあるということを示しているといえます。
相対化し、別の視点で考えてみると、自分の思考の世界が新しく開かれてくるかもしれません。
参考文献: 羽生佐和子 「思考のレシピ」 レシピ3 相対化して考える
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