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わたしについて⑤ 生い立ちから紐解く『不全感』【実母から聴かされた言葉の意味】

前回の「わたしについて」シリーズ④

今回の記事は
こちらの記事からの続きとなります。

もしよろしければこちら
前回のシリーズ④も
合わせてお読みいただくと

わたしのお伝えしたい内容が
さらに深くご理解いただけるのでは
ないかと思います

わたしは長女を出産した後
約1か月間里帰りをしたのですが

当時自営業の他にも
保険の外交員をして家計を支えていた実母は

超多忙にもかかわらず
わたしの里帰りのために

ただでさえ忙しいスケジュールを調整して
わたしの食事から
生まれたばかりの赤ん坊の子守まで

一生懸命に動き、尽くしてくれました。

ある晩
初孫である長女をそれはそれは大事そうに
両手に抱いて

長女と目を合わせながら
わたしにこんなことを話してくれました。


(前回と同様の内容です)
自営業を営んでいた父母は
当時末期癌だった祖母の
手術費用や治療費として

親戚や知り合いから借りた
お金の返済のために

生まれたばかりでまだよく首も座らない
わたしをおんぶして奔走していた

時には泣き叫ぶ赤ん坊を
毛布にくるんで床に置き
お客さんとの商談に当たることもあった

そんな話を
悲しそうに、申し訳なさそうに
話してくれました。

それを見てわたしは
いかなる場面であっても
わたしに大変厳しい母だったけれど

本当はこうして生まれたばかりの
わたしを抱いてあやしたかったんだ

母の厳しさばかり目について
子どもの頃から甘えたいのに甘えられず

ずっと寂しさを抱えて来たけれど
実はすごく愛情深い人だったんだ

その頃の母は乳飲み子を抱えて
生きることに必死で
我が子と目を合わせる余裕はなかったけれど

わたしをあやしたくても
時間にもお金にも余裕がなく
時にはわたしを
人に預けざるを得なかったけれど

本当は我が長女、当時のわたしを
こんなふうに、大事に大事にして

一緒に居られること
ただただ、それだけの幸せを

噛み締めたかったんだ
母もものすごく辛かったんだ

自分の生い立ち、育ちを初めて知って
そんなことを気付かされて驚くと同時に

母の言葉に
それまで掴もうとしても
何としても掴めなかった

心の奥の不安、寂しさ、違和感、辛さ
いわゆる不全感の理由が掴めた気がして

母と生まれて数日の娘と3人で
とてつもなく深い深い時間を
過ごしました。

そして、わたしの中に
これまでに感じたことのなかった

大きな大きな癒しが
起こりました。

実はこうしたわたしの体験のような

実際の記憶には
残らないくらい
幼い頃
小さな頃の体験は
潜在意識の中に
深く深く刻まれます。

そうした、自分には
全く記憶のない体験が
後々自分をものすごく
苦しめることになるのです。

しかも全く記憶にないことなので
何かに付けて本当に厄介です。

自分が
泣いても泣いても
誰にも助けて
もらえなかった
その無力感は
自分でも見ることや
触ることもできない
潜在意識の奥深くに
刻まれます。

もちろん、母には
何の罪もありません。

それはただわたしがまた母が

不運だった

それだけのことです。

しかし、その不運は
潜在意識からの
目に見えない信号
サインとなって
わたしの人生に
後の後まで
影響してきたことも
また事実なのです。

ここから先の
わたしのこの体験を

心理学的視点から見た考察については
次回の記事で述べたいと思います。

少し触れておくと
今後「愛着」という観点で
わたしの体験を検証していきます。

実は、「愛着」については
だいぶ前からわたしなりに
情報を集めていたのですが

最近新たな情報をこのnoteでも
発見しました。

次回のこのシリーズではそれも踏まえつつ
わたしなりの「愛着」に対する捉え方を
皆さんにお示します。

皆さんの「愛着」
照らし合わせていただけたら
そしてそれらが皆さまにとっても
未来への手助けとなれば
幸いに存じます。

今日も最後までお読みいただき
本当にありがとうございました💗💗

わたしなりの歩みではありますが
応援してくださる皆さまとともに

一歩一歩、着実に
前に進んでいけたらと思います。

皆さまとのご縁に感謝しています🍀

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