音楽家は出版社に騙されないで
出版社
出版不況はご存知の通りです。20年前は4500社あった出版社も今で会う3000社を切っています。生き残りをかけた出版社の頑張りを心から応援致します。
しかし
しかし、中には悪徳出版社もあるのです。悪事を働いているわけではなくて、自分達に少しでも小銭が入るようにライターやインフルエンサーを言葉巧みに奴隷のように働かせるということです。チラつかせているお金も微々たるものですが、「やった! 本が出せる!」と騙されやすいのです。
かのドストエフスキーもこれに騙されて貧乏生活で人生を終えたくらいです。
全ての出版社が悪徳出版社ではありません。200社くらいはまともな出版社です。
本を出して欲しいと言う理由
「本を出して欲しい」と出版社が言う理由は何ですか?
当然「自社が儲けたいから」です。これ以外に理由はありません。しかも、私達小物が出版社の会社単位を助けるような売上を作ることはできません。大金を儲けたいのではなくて、担当者の成績、ノルマ達成くらいの意図です。
つまり、街の小さな出版社の極貧サラリーマンが、パワハラ部長から課せられたバカバカしいノルマを達成するために「本を出して欲しい」と言っているのです。
言葉巧みに
「本を出して欲しい」と言った後に巧みにソレっぽいことを言ってきます。
「世のため人のためです」
「読みたい人がたくさんいるはずです」
「日本の助けになる」
「病んでる人を救える」
このような言葉を出すから拒否するのです。
「僕、サラリーマンでノルマ達成今月厳しいんで助けて下さい!」と言えば書いてやったのに(笑)
当然、メールはスタッフがブロックするのですが、別のアドレスは個人名で手紙を送ったりしつこく依頼してきます。
多いのが社長が直接
最も多いのが小さな会社の社長が直接面談を申し込んでくるパターンです。当然断りますが、会う為に公式LINEの面談クーポンを使ってお金を払って30分会いに来たりします。
ボディガードにスタンバイさせて会うのですが、ほとんどがダメ社長です。
「老婆を殺す」
私が使う手口は
「今、まとまったお金がすぐ必要なので、作り終わったら考えます。ウチから500メートルの質屋の老婆を殺してなんとかしようと思ってます」
と、言います。
この反応をみれば一発でアホかどうか分かります。
例えば
例えばマンガ出版会社に
「机の引き出し開けて耳のない猫と過去に行きたいです」
と言ったようなものです。それに対して
「み、耳のないネコなんているわけないでしょ!」
「つ、机の引き出しから過去に行くってなんてこと言うんですか!」
と発狂していると考えて下さい。
罪と罰
音楽家の方は本をお読みにならない方がいると思いますので説明すると、上記はドストエフスキーの『罪と罰』のことです。730歩離れた質屋の老婆を殺害するお話です。これを一歩7,80センチで計算すると500メートルくらいになります。
このような仕掛けを5、6個ばらまくと、見事に全部引っかかります。
結論
本を読んでない人間が本を出版するようなことするから、出版不況になるんです。
永久に関わらないと決めました。
Amazonに直接入稿できる時代ですしね。
以下は誰も関わってません。私がデザインから、文字の大きさから、印刷直前のDTPまで一人でやってます。ポチったらAmazonさんがプリントアウトして製本するというシステムです。(誤植あったらメールしてね♫)
最後までお読み頂きありがとうございました
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