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フロンターレらしくあること(0423vs浦和レッズ・0429vs福岡)

2023年4月23日 J1リーグ第9節川崎フロンターレvs浦和レッズ@等々力陸上競技場

今季早くも2度目の浦和レッズ@等々力
またしてもドロー決着となって等々力でのリーグ初勝利はお預け。ルヴァンカップ清水戦からの流れで先制点を取れていただけに勿体なかった

2023年4月29日 J1リーグ第10節アビスパ福岡vs川崎フロンターレ@ベスト電器スタジアム

昨年ノボリがギックリ腰で1人少ない中で戦いマルちゃんがハットトリックを達成したスタジアム
今年は旭を+1で連れて行っていたと記事にあったけど去年の反省?教訓?を活かして、だろうか。
なんにせよアウェイの地でリーグ3勝目。大雨の中の快勝でGW3連戦をスタートさせた


今回のnoteは2試合について一気に書く(浦和戦だけでは絶妙な気持ち過ぎて書けなかった)


上向くチームで出てきた新たな芽


4月はリーグ戦とルヴァンカップ、合わせて7試合を戦ったフロンターレ
連戦の中でのメンバー選考で、鬼さんはみんな良くて選ぶのが大変、と話していた。

負傷した選手たちが戻りつつある中での驚きはやっぱりコウタ
チーム一でかい18歳は3連戦でフル出場、昨日もスタメン。ヒヤッとする瞬間は勿論あるけど、高卒ルーキーとは思えぬ落ち着きと、ルーキーらしい思い切りでレギュラーの座を掴もうとしている(お願いU20中は分身して)
23日の浦和戦ではジャッジリプレイデビューしちゃったけどリーグ屈指のFWを抑え込んだ。
試合に出始めたばかりの選手に過度な期待は禁物。けど、それでも期待してしまう大器。

CBで高卒から試合に出る、しかもJ1、今季苦戦しているとは言えども過去6年で優勝4回のチーム。
コウタが出ていることがもしかしたら苦戦している象徴のようなものかもしれないけど、今季どこまでやれるのか、壁にぶつかって尚どこまで上がっていくのか、コウタのプロとしてのスタートを見られているこのワクワクがたまらない。

CBはミスが許されない。
でもそんなポジションだからこそ、1年目の今しかできないトライアンドエラーを。
やらかしても横のブブンブンとと後ろの神が何とかしてくれるでしょう。
知らんけど。
苦しむ中で出てきた光に期待してます。


怪我以外でポジションを長らく守り続けたソンリョンから取って見せたのはカミ
ソンリョンが静の神なもんでまだ動の神に慣れないんですけど、サッカーが分からない私にもわかるのは今のフロンターレがやりたいことにカミさんがあっているということ。

コウタと先生のCBコンビにカミさん、すごくバランスのいい三角形だなと思う。GKというか3枚目のCBのような錯覚を起こしてしまうポジショニングとビルドアップへの参加。6試合目?にしてだんだんと楽しめるようになってきました。

でもソンリョンもこのまま黙ってはないでしょう。1つしかない守護神の座。そこをこんなハイレベルの争いをしてくれるなんてやっぱり来てくれたカミさんに感謝。次は古巣戦ですね。去年はカミさんの壁を破れず負けたけど今年は味方。なんて頼もしい。クリーンシート、期待してます

スタメンに定着しつつあるボランチは樹とシミッチ
樹は移籍2年目、シミッチは3年目。二人とも、レギュラー選手だったかというとそうではない。なんせ出番がなくって移籍早々に移籍の噂が出るくらい(笑)そんな二人を見ているとひたむきに努力する大切さを思い知る。

シミッチがすごいなと思うのは出番を失った後出番が来た時に必ず「いい!」ってなるところ。助っ人として異国に来ている選手が出番を失うってプライドもあるだろうし、異国での不安もあると思う。けどそれを微塵も感じさせない毎度のパフォーマンス。今年は安定感もある。シミッチの高さとパスセンスは今のフロンターレに不可欠。よろしく頼みます。

樹にこれだけは言いたい、貴方はもう「フロンターレの瀬古樹」になってる。レジェンド祭りの横浜FCでプロ2年目でキャプテンマークを付けただけあるそのキャプテンシーに、中盤でまっすぐに汗をかく泥臭さ。フロンターレにあるようでない樹らしさはショウゴを失ったピッチに落ち着きをもたらす。同じくベテランたちが数多くいる中でキャプテンとして立つ健人にとって有難い存在。中盤の争いはずっと激しいけど樹は樹らしく頑張ってほしい。


チームを立て直す”いつもの”メンツ


チームを上向かせているのは川崎の14番。上手い、マジで上手い。語彙力不足だろうが上手いもんは上手い。フロンターレ十八番のトラップに始まり、泰斗と言えばの(個人的に)華麗なターン。スルーパスに絶品のプレースキック。やっぱりフロンターレのピッチに14番は居ないと始まらない。見ていて楽しいを作り出すのはこの男。頼むよ14番。

リーグ戦では実に6年ぶりらしいゴールを決めたノボリ。ショウゴの熱さを引き継いだのであろう先生(キレキャラにはならなくていいからね???)。大ベテランに無理させちゃダメだよと思ってたけどいつの間にか老獪さが戻ってるアキさん。燃え尽きたわけではなかったミキ(これ以上テーピング増やさないでね、でも連戦よろしく)。

チームが苦しい時は若手のチャンスだと思っているけど、若手がつけた勢いを保持するベテランの活躍は欠かせない。

若手の活躍はワクワクするし、ベテランの復調はやっぱり嬉しくなる。1つ勝てたからって全てが上手くいくとは思ってないけど、確実に1つずつよくなってる(でしょう)。「ターニングポイントにする」と言った清水戦から3戦連続先制点。勝ち点も積み上げられてる。めげずにやり続けたらまだ巻き返せる。そのくらいの地力のあるチーム。


フロンターレらしさは

何も上手さだけじゃない。

それだけだったら”等々力劇場”なんてワード生まれないと思うの。アウェイ連戦で弾みをつけてホームに戻ってこれますように。去年悔しい思いをした京都の地で。ゴールを奪って守って、水ぶちまけて、新のバラバラ叫んで、等々力に帰る。そのために声を張り上げに行きます。

まだまだここから!

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