クリニックの受付業務②【やめられて困る業務は?】
昨日の投稿で【受付スタッフは医師よりも貴重】と書かせていただきました
「貴重」の切り口①(教育)
資格が必要で教育に時間がかかるということで医師の方が貴重というのは一つの視点です。医師が独り立ちするには確かに時間がかかりますもんね。たしかに医師は貴重だ。
「貴重」の切り口②(交代)
急に病気になりました。 受付スタッフが休んだときと 医師が休んだとき どちらの方が困りますか? (前提としては働いても良いと言ってくれる 受付経験者と医師がいるとします。しかし 皆様のクリニックでは働いたことがありません)
そういった場合 医師の場合は初めてのクリニックであっても電子カルテなどの使い方を10分ほど勉強すれば あとは診療科が同じであればまずは診察をこなすことができます。ですので医師のバイトは急に交代もできますよね?しかし、受付となるとまずは何もできないと思います。数回現職員に教えてもらわないと。
そういった意味では交代が効なかいという意味で受付スタッフは貴重です。クリニック院長先生はこの感覚ご理解いただけるかと思います。
アートとサイエンス
医師の仕事のコアはサイエンスで蓄積された知識や経験(ガイドライン)を応用するということがメインですので 教育には時間がかかりますが 一旦 なれるとその後はある程度環境が変わっても仕事を行うことができます。
しかし、受付業務というのは医療面や接遇などマニュアルに則ってこなすだけでは患者さんの心をつかむことができない。 受付業務は臨機応変さや人間力も要するアートなんだと思います。(もちろん医師にも必要ですが)
アートは暗黙知
アートは数値化や言語化が難しいので価値があるとも言えます。それがクリニックの雰囲気や価値を作っていますので。アートは暗黙知とも言えるでしょう。暗黙知というのは自分たちでは意識できない言語化が出きないので共有化が難しいです。 自分のことは自分が一番分からないですよね? しかし、周りから何らかの評価を日々受けているわけです。それは自分と他のギャップということはある程度わかるのです。
受付業務の共有
昔にこういった目標を書いていましたが
【外部の方々では理解し難い共通の暗黙知のある専門家同士のハードやソフト共有・有効利用を考えております。】 やはり暗黙知が放置されているののがもったいないので
紹介先も クリニックの暗黙知として外からは見えませんので
受付業務の暗黙知やコツを教えてくださいと言うのは難しいです、 自分たちでは当たり前なので。 しかし、日々の業務や課題は言語化できるので そういったことを言語化し合うことで 「なるほど これわかる うちもこれ問題なんだよな」「へーこんなこと 悩んでいるんだ。 うちではそういえばできていたな! 教えてあげよう」ということになると思うんです。こういった課題(ため息)やTODOの共有によって自分のクリニックの課題やTODOや強みが浮き彫りになり 患者さん・スタッフさん・院長さんの三方良しになるのでは?という仮説でWEBサイトをオープンしました(下の図をクリックしてください)
アートとサイエンスについて以前読んだ本について書いています
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