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拡張形成理論 ~ポジティブ思考の源泉~

おはようございます。毎日投稿73日目になりました。今日も頑張っていきましょう!

拡張形成理論とは?

   拡張形成理論とは心理学における用語で、ポジティブ思考はその人の利用可能なリソースを押し広げ、精神的にも物理的にもいい影響を及ぼすという考え方です。
 
   皆さんもご存知のとおり、ポジティブ感情は自分を開放的にし、視野が広がり、創造性・社会性が高まり、高いパフォーマンスを出すことを可能にしてくれます。そして結果が出ればモチベーションにもなり、「正のスパイラル」が生まれます。

   一方、ネガティブ感情は「負のスパイラル」を生みます。ネガティブ感情がパフォーマンスをさげ、ネガティブな結果を生み、更なるネガティブな感情を生んでいくわけです。ネガティブ感情で何もかも上手くいかないということは誰もが経験があることではないでしょうか。

ポジティブ思考を手に入れるには?

   では、ポジティブ思考になって「正のスパイラル」に入るにはどうすれば良いのでしょうか?1つ簡単な方法があります。それは感謝です。思い返してもらうと分かるかと思いますが、ネガティブ感情の時は総じて感謝ということを忘れています。

   ただし、感謝には「受動的感謝(Doの感謝)」と「積極的感謝(Beの感謝)」の2種類があります。受動的感謝とは、何かをしてもらった時にその行為に対してする感謝です。一般に感謝というとこちらをイメージする人が多いかと思います。
 
   しかし、感謝にはもう1つの積極的感謝という方法があります。それは、何かをしてもらったから感謝するというのではなく、ただ、今自分がここにこうしていれている(生活出来ている)こと、そしてそれを可能にしている、自分を取り巻く環境に“常に”感謝するという方法です。
 
   ポジティブ思考をゼロから作り出す感謝というのは、この積極的感謝の方を指します。受動的感謝しかしないでいると、ネガティブ感情にある時は、感謝の対象となるものが一向に現れないので、感謝という感情を忘れてしまいます。しかし、積極的感謝は“常に”するものなので、ネガティブ感情に一時的になったからと言って忘れることはありません。

なぜ感謝でポジティブ思考になるのか?

   ネガティブ感情というのは、(運なども含め)自分が持っていないものに目を向け、自分の不幸を憐れむ感情です。
 
   しかし積極的感謝は、その状態から僕たちに、自分が持っているものに目を向けさせてくれます。それが、感謝がポジティブ思考の源になるという理由です。

日本人は恵まれているという事実

   ここからは余談ですが、日本人は日本に生まれたと言うだけで極めて恵まれています。
 
   世界に目を向ければ、生まれてから日本で暮らしてきた人には考えがたいような貧しい環境で暮らしている人も少なくありません。少なくないどころか、人口で言えばそういった人の方が多数派です。
 
   僕たちが住む日本はインフラが整備され、政治に無関心だろうと、職を失おうと、生活に必要な最小限の資源は国に保証されています。僕たちにとってこれは当たり前のようですが、国を頼れず自分たちの食料は自分たちで供給しなければ生きていけないという人たちが多いのです。世界の平均“年収”(推定)は30万円弱です(日本は生活保護で年100万円)。
 
   これを思えば、我々のネガティブ感情など取るに足らない小事なのです。困ったときは自分が持っていないものに目を向けるより、持っているものに感謝して、前に進んでいきましょう。

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