マガジンのカバー画像

「腰椎椎間板ヘルニア」という病名をもらってからの話

12
「腰椎椎間板ヘルニア」という病名をもらってから2ヶ月半が経過。 入院とか、治療とかのことを書いていきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

10歩すすんだら3回足がつった話。

10歩すすんだら3回足がつった話。

むかしむかし、

薬局の店頭で、縦型のポスターで、それもすごいでっかい字で、

「足のつる人」っていうのが貼られてるの、見たことないです?

これ。・・・しつこすぎ。

「足のつる人」って、それしか書いてないポスター。
「足のつる人よ!」ってものすごい勢いで呼びかけてくるポスター。
「はい、私ですが・・・」って応えたらどうなるんだろうっていうポスター。
いまでもまだあるのかな?
ところで、このポス

もっとみる
これは病気なのか、ケガなのか。

これは病気なのか、ケガなのか。

この3ヶ月くらいにわたって私の頭とカラダを支配する、ヘルニア大魔王について書いている。
私の腰にまとわりつく大魔王、医師によるその正確な診断名称は「腰椎椎間板ヘルニア」である。あーあ。

「君の今回のこと、病気と思うか、ケガと思うか、それでだいぶ違うよ」。
腰痛教団の部長クラスのある先輩から言われたこの言葉にハッとした。

たしかに、「腰椎椎間板ヘルニア」というのは、腰や首の骨の骨から椎間板が飛び

もっとみる
腰痛教の教え。

腰痛教の教え。

あいも変わらず、今年の7月にやらかしてしまった、腰椎椎間板ヘルニアとその後のことを書いています。
今日は、ヘルニアとの付き合い方というか、メンタリティの維持の話。

実は私、体力に自信があります、ものすごく。
で、その気持ちは、歳を重ねるごとに強くなってきています。
要は、ベンチマークとなる同世代にくらべて基礎体力があるんです、っていう話。

33才のとき、ふざけて計った背筋力が120キロありまし

もっとみる
右下半身だけで季節の移ろいを感じている話

右下半身だけで季節の移ろいを感じている話

ちょっと前から、今年の夏ものすごい腰痛になった話とその後を書いている。で、ほんと最近の話。

10月に入ったならば季節はすっかり秋めいて。
カラリと爽やかな午後、
からの、
ちょっとブルっとくる秋の夜風。
しこたま酔っ払った頭にキーンと来るあの感じ。

ああぁぁ、これサイコー!
一年で一番好きな季節。
・・・なだったはずなんですけどね。

今年の10月ってなんなんでしょう。
この一週間でも東京の気

もっとみる
入院してから84日目。初めて24時間以上、痛み止め薬を飲まずに済んだ報告!

入院してから84日目。初めて24時間以上、痛み止め薬を飲まずに済んだ報告!

昨日9月30日は、個人的にちょっとした記念日になった!
7月9日に入院してから、初めてまるっと一日24時間痛み止めの薬を飲まずに過ごすことができたのだ。

で・・・?という話だろうけども、私にとっては大きな出来事だった。これからの日常生活に対するちょっとした自信になったし、何より“あの呪縛”というか、“刷り込み”みたいなものから解放された感じなのだ。

“あの呪縛”ってなんだ。入院して、退院して、

もっとみる
発症2ヶ月半、“鬱の尾根”をトボトボと歩く。お笑い芸人の名倉潤さんの気持ちがわかる。

発症2ヶ月半、“鬱の尾根”をトボトボと歩く。お笑い芸人の名倉潤さんの気持ちがわかる。

7月9日に初入院。その後、4日間1ルーティーンでブロック注射のサイクルを4回転半繰り返し、その間、週末先生不在で注射治療を受けられない日もあったり、一時退院をしたりしながらも、7月26日退院した。
その1週間後、(少なくとも私にとっては)衝撃のニュースが飛び込んできた。
2018年6月末に頚椎(首)椎間板ヘルニアの手術を受けたというお笑い芸人の名倉潤さんが、術後ストレスにより発症したうつ病のリハビ

もっとみる
ウワサのブロック注射は痛いのか。3種類のブロック注射を打ってもらった感想など〜神経根ブロック編〜

ウワサのブロック注射は痛いのか。3種類のブロック注射を打ってもらった感想など〜神経根ブロック編〜

私が経験したブロック注射は3種類、そのうち入院中に打ったのは2種類で、前回は、1つ目の硬膜外(こうまくがい)ブロック注射について書いた。

続いて、もう一つの「神経根(しんけいこん)ブロック注射」についても書いてみる。

ちなみに、私は「硬膜外ブロック」を5回、「神経根ブロック」を4回と全部で9回打った。1回打つと一日開けなくてはいけないらしいのと、(その病院では?)硬膜外と神経根は交互に打つもの

もっとみる
「にゅるりチェック」と「にゅるりマーク」を普及させたい!ヘルニア経験をだらだら書くその理由。

「にゅるりチェック」と「にゅるりマーク」を普及させたい!ヘルニア経験をだらだら書くその理由。

先日来、この夏のヘルニア体験をダラダラと書いている。いまのところ、起きたら痛かった、注射をしたら痛かったと、大部分は「イタイイタイ」という内容を書いているのだが、実は私なりに目標がある。

日本人のうち、足腰に痛みを訴えている人はどのくらいいる?厚生労働省の「2016年国民生活基礎調査」によると、足腰のいずれか若しくは両方に痛みを持っていると自覚している“有訴者”は、65 歳以上の場合、男性で42

もっとみる
ウワサのブロック注射は痛いのか。3種類のブロック注射を打ってもらった感想など〜硬膜外ブロック編〜

ウワサのブロック注射は痛いのか。3種類のブロック注射を打ってもらった感想など〜硬膜外ブロック編〜

めでたく病名もらって、そのまま入院することになった。なんなら、そのまま診察室から直接車椅子でブロック注射のための処置室へと、ベルトコンベアーのように運ばれた。早速“打つ”ということだ。

い・・・・痛いんだろうなあ・・・
と思いつつ、このチリチリが一発で治るなら、何にでも耐えられるとさえ思っていたし、それができないなら、この右下半身切り離してくれ!とさえ思っていた。

入院、再入院、再々入院と2週

もっとみる
ヘルニアを食べてくれる体の不思議。病院にかつぎこまれて「重度腰椎椎間板ヘルニア」という病名をもらったその日のこと②

ヘルニアを食べてくれる体の不思議。病院にかつぎこまれて「重度腰椎椎間板ヘルニア」という病名をもらったその日のこと②

ここまでの話・・・
火であぶられるようなチリチリ。その痛みが、ほんのちょっと、5ミリ位体を動かすだけで、神経の線にそって下半身全体に一瞬で広がる。その痛みを抱えたまま東京城北地区で有名な整形外科へなんとか運ばれた。

結構立派なヘルニアだったさすがは名高い整形外科。いたし方ないのだけど待ち時間も長い・・・・。
レントゲンとMRIをやっとの思いで済ませた。MRIの診察着に着替えるのも当然できなくて夫

もっとみる
病院にかつぎこまれて「重度腰椎椎間板ヘルニア」という病名をもらったその日のこと①

病院にかつぎこまれて「重度腰椎椎間板ヘルニア」という病名をもらったその日のこと①

思い出すと今でも過呼吸を起こしそうになるチリチリまるっと一日横になっていてもちっとも痛みが減らず、痛みで眠ることすらできないまま朝を迎えた7月9日。

これはタダゴトではない!
これまでのぎっくり腰と様子が違う!
マッサージや鍼灸ではとても痛みを取り除くことができそうにもない!
初めてそう確信した。

急遽、夫に仕事を休んでもらい、車で病院に運んでもらった。文字通り「行った」ではなく「運んでもらっ

もっとみる

「腰椎椎間板ヘルニア」という病名をもらってからの、入院とか、治療とかのことを書いていきます。

今年の夏はとんだ災難だった・・・。なんていうと、天災被害にあっている方に申し訳ないくらい自業自得かもしれないのだけど・・・。

要は「すごい腰痛になりました」ということです。
でも、“腰痛持ち”って世間にこんなに多いのか、ということを初めて知ったし、“腰痛持ち”の人というのは、「腰がいたいんです」、とおおっぴらには言わないのだということも知った。だからだろうか、こんな治療受けました、こうやって長年

もっとみる