見出し画像

株式投資 基礎ノート1 株の定価? PBRについて

画像1

PBRについて

数回に渡り株の基礎noteを書いていきます。

まず始めにPBR。

これは株価純資産倍率(Price Book-value Ratio)と言われるもので。

少し前に書いた株の方がフェアバリューの算定がしやすいというお話に繋がります。

ただこれも基礎の一つであり、考え方の一つであり、勿論応用を考えてやっていかないといけません。

まずは基礎を覚えないと応用もできないのでぜひ知らない方、これから株式投資をお考えの方はお読みいただければと思います。

おそらく最初って15000円の株は高くて買えないな~

120円の株は安い!お買い得!とかそんな感じの方が多いような気がします。

違っていたらゴメンナサイ!

私はそうでした、単純で浅かったです。

それが100%間違ってるとも言い切れませんが初心者のそれは全く理解していなくてのそれですので勉強しましょう。その辺りの話は発行済み株式数や時価総額の理解が必要ですがそれはまた今度に。

PBRとは別名「解散価値」なんか言われますね。

こう聞くとイメージしやすいのでは?

画像2

PBRの計算式

PBR=株価÷1株当たり純資産(BPS)

さらにBPSの計算式も記すと・・・

BPS=純資産÷発行済み株式数です。

さらに純資産って?

純資産とは会計、簿記における勘定区分の一つで

貸借対照表の右側(貸方)に記載され

「資産」から「負債」を差し引いたもの。

要するに純資産を1株当たりで割って計算したもの。

例えば「A社」の現在株価が500円だとします。

株価は1株の値段なので1株500円です。

A社の純資産を1株あたりいくらかな?と計算すると

1000円ありました。

解散すると1000円の株が現在500円!?

すなわちBPSは(解散価値)1000円です。

500÷1000=0.5

PBRは0.5です。

この概念でいくと割安です。

反対にPBR2.0というと割高になります。

どんな会社かというと、

BPS(解散価値)が600円で現在株価が1200円というような感じです。

画像3

お買い得イコール買い?

これはそうじゃない場合もありますよね、もちろん。

実際の買い物で考えて見ましょう。

定価の50%オフってお買い得といえばお買い得ですが理由は?

食品であれば賞味期限が切れる間際だったり、

洋服だったら人気のない色や形かもしれません、それを他人が後に高く買いますか?

もうひとつ言うと純資産といっても全て現金なわけでもないので実際解散して現金化できるとも限りませんしおそらく基本できないでしょう。

なので目安として見る、なぜだろうか?と考える事は必要です。

ただ価格のイメージ、人気、不人気などを考えるキッカケにはなりますので色んな企業の数字をみて分析してみてはいかがでしょうか。

ちなみに私はリーマンショック後に低PBRを意識した売買でまあまあ良いトレードができました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?