マイクロソフト社がAI分野で息を吹き替えした必然(脳理論):ChatGPTとイノヴェーション理論
- もしAIが人間を超えるようになったら、人間の存在意義は何になるのか考えてみよう。
- 脳理論とAIの関係性について、一般の人々にもわかりやすく解説した記事を作ってみよう。
- AIの進化によって、医療や介護分野がどのように変わるのか考えてみよう。
- マイクロソフト社が再びAIに注力する理由について、同業他社との差別化戦略を交えて分析してみよう。
- 脳理論に基づいたAIの開発により、人間の脳機能を向上させることができるのではないかという仮説を検証してみよう。
上、新しいNoteの機能のAIアシスタントが出してきたものですが、まあ、あまり意味がないのでおいといて(笑)
OpenAIとMicrosoft社との蜜月がささやかれ、そしてBingでのAIによる攻勢によって、王者Googleのビジネスモデルが脅かされるという異常事態になってきました。
私、実は、これって「予言」していたんですよね。
Microsoft(Amazon・Apple)の時代
=>
Googleの時代
=>
Facebookの時代
=>
再び
MS、Apple、Amazonの時代
=>
To be continued …
ということを。
AMAZON に関しては、AWSという分野ですでに「再び首位」の座を得ていますので、これはあたっていましたということで良しとして、Microsoft社がどのような形で「完全復活」するのか、楽しみにしていました。まあ、それが、OpenAIとの蜜月によるものだとは・・ということはさておいても、これらには、「必然性」がありました。というわけで、そのような内容の話をしようかと。
その前に、私がよく用いている、「脳理論」のモデルをご紹介。
私が完全オリジナルで定義している、「イノベーションモデル」は、以下のとおりです。
私はまだその当時、「人工知能」の詳細について知り得ていなかったこともあったので、「自己派生人工知能」というようなネーミングでごまかしてしまいましたが、ネット5.0はハードウェアを伴った「AGI(Artificial General Intelligence)」を意味しております。
ということを当時から書いていましたので、キーワードは「インテグレーション」だったわけです。イノベーションモデルにおいて、
「イノヴェーション」=>「カリキュレーション」=>「コミュニケーション」=>「インテグレーション」=>「エグゼキューション」
という5段階を経るわけですが、イノヴェーションレイヤとインテグレーションレイヤのプレイヤーは同一であるため、マイクロソフト社の「復活」は<必然>ということが言える、というだけのことなのです。
(そして、この分野においては、カリキュレーションレイヤのキープレイヤーであるグーグル社や、コミュニケーションレイヤのキープレイヤであるフェイスブック社は、MSやAmazonに追いつけない、ということでもあるのです。これは、いわば、MS社が検索エンジンでGoogleに太刀打ちできなかったことや、Google社がOrkutやGoogle+などでチャレンジをいくらしようともFacebookには決してかなわなかった、ということを見れば、わかりやすく結論付けられることなのかもしれません)
さて。それでは、
「Google社はこれからどうなるの?」
みたいなところに興味関心が湧く人も多いかと思います。
一応、脳理論モデルは、イノベーションモデルでもあるのですが、これは、「螺旋型」の蠕動運動を想起すれば、次の予想は出来るのだろうと思っています。実は、インテグレーションというのは、イノヴェーションと同じ(イノヴェーティブなものというのは、なんらかのインテグレーションであることが多い。これは、インターネットそのものの誕生にせよそうだったのだと言える)であって、ここから大きく2つに分かれるのだと言うことで、
一つは、
1.インテグレートされたものがエグゼキューション領域に向かうベクトル
ともう一つは
2.インテグレーションそのものがイノヴェーションとして、次のステップはカリキュレーションレイヤに移行するベクトル
と、2つ、ということです。
したがって、インターネットが生み出した「汎用AI」という新たなイノヴェーションに関して、自律的な方向へと進化するものと、それと同時に、「グーグル社のような会社が再びチャンスをつかむ」ものと、両方に分かれるということなのだろうという解釈を私はしています。
例えば、何かを買おうとしたとき、
・知覚する(右脳大脳)
・算盤をはじく(左脳大脳)
・「これどう思う?」と周りに確認する(右脳辺縁系)
・情報を集積して纏める(右脳大脳)
・購入決断を下す(左脳辺縁系)
と言う5段階アクションはしており、大脳生理学には(マーケティング戦略論でいう)AIDMAじみた流れはあるのです。
ネット1.0 - 5.0 までを、大脳生理学を応用して考えてみると、
右脳大脳新皮質(D)
左脳大脳新皮質(A)
右脳辺縁系(C)
左脳辺縁系(B)
各々の「嗜好」では<目標となる>処が違うのでは無いかと考えます。
(A):グーグル型は「理知的社会」、(C):フェイスブックは「会話社会」
現在、再び、(A)の領域に戻っています。イノヴェーション理論では、
(D)=>(A)=>(C)=>(D)=>(B)
ですが、この二回目の(D)の場所で、フォーク(分岐)がある、というような流れですね。
↑これなんかが大いにヒントになるはずで、「巨大AIモデルを用いる次」にまた、calculation 全盛のものと、現在のGPT4を中心とした「反復」とが、共存していく世界観かなと。
(D)=>(A)=>(C)=>(D)=>(B)
&&
(D)=>(A)=>(C)=>(D)=>(A)=>(C)=>(D) ….
私も、このイノヴェーション理論はもう少し整理したいとずっと思っているのですが、一応「マイクロソフト社の現在の流れは十分に予想可能だった」ということを、過去のNoteを踏まえてお伝えしたく。
(マイクロソフト社の、というよりは、新たな「イノヴェーション」の枠組みとなったOpenAIに関する予言、だったとも言えるのかなと)
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