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戦って勝つよりも戦わなくて勝ちたい

僕はビビりだ。
ビビリだから、戦いが苦手。
強そうな相手には立ち向かえない。
仕事でいうと、お客さんと交渉の時とか。

交渉は、駆け引きの場であると考える。
駆け引きは経験をつまないとうまくできないし胆力がものを言うところだと思う。
僕は強そうなお客さんだとびびってしまうので最終、相手に持っていかれる。

チキン野郎。

上司は言う。
「顧客とは同等でいなきゃいけない。」
「売ってもらってるんじゃないんだ。」
「神様ではないんだ。」
「だから、言うことは言えないと営業としてダメだ。」
「ぺこぺこしているのはダメ。」
「そういう意識を持って働いてほしい。」

特に次長は競合他社との競争こそが、大事であり、すべきことだと思っている。

たしかに次長は胆力があり、強い。
見た目もデカイので威圧感あるし。
戦うのが好きなんだろう。
トラブルになると血が騒ぐみたいだし。

僕もそれなりの経験を積んできたのである程度交渉はできると思う。
ただ、未だにバキバキの人と会うと、萎縮する。
相手の言いなりになってしまう。

次長が言っているようするのであれば、
バキバキの人とも戦って勝ちとるのが営業だと言うことになる。
そうしていかないと会社でも「あいつは使えない奴だ」と思われる。
それが嫌で無理に「自分は強いんですよ」と言うのを見せてしまうところがある。

本当はそんなに強くないのに。

そこで僕は思った、もう自分が弱いと言うことをさらけ出さなきゃしんどいよな?
頼りないと思われても、いいじゃん。
どうすればいいだろう?
それは、戦わずして勝てばいいんだ。
強敵が誰もいないところで戦えばいいんだ。

戦うときに戦闘力が少ない人にとっては、
戦わなくても勝てる場所を探すことこそ生きる術だと思う。
物怖じしてしまうビビリな営業でも、勝てる場所を見つける事はできると思う。
ビビリなのにわざわざプロレスラーに戦い挑まなくてもいいと思う。
戦わなくても勝てるような相手に照準を絞って生きていく。
それがビビリの生きる術だ。

だから僕は、ビビりらしく、
戦わずに勝ちたい。
ずっと不戦勝で生きていきたい。


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