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余裕じゃなくても、余裕に見せればいい

余裕がある人と、余裕がない人どちらが優秀に見えるだろう?
それは当然余裕がある人だと思う。
仕事ができると思われる人は得手して余裕を醸し出している。
余裕があると、周りも安心できる。
余裕がないと、周りも安心できない。
これは伝染するからだ。
余裕がない支店長を上司に持つ僕はいつも思う。
支店長、もっと余裕を見せたほうがいいのに。
だから、周りも焦って、問題でもないことが問題かのように思い、
ことが複雑になり、皆が伝染して安心できないんだよ。

その点、僕の職場の後輩Iくんはとても余裕を醸し出している。
僕たち身近にいる人間も
「彼は余裕が見えるね。」
「いつも動じないよね。」
そんなイメージだ。
それにあくせくしていないので、まさにできる営業。

ある日僕は後輩のIくんを僕のお客さんのところへ連れて行った。
そこでもIくんは
「君はできるオーラが出ているね」
「醸し出しているよ」
「堂々としているし」
こんな風に言われていた。

あ、やっぱそう見えるんだ。
これは彼にとっての強みだと思う。
存在感があるし、(身長も182と高い)喋りも落ち着いている。
それに声がいい。

僕とは大違い。
僕はあくせくしているし、声も聞き取りづらい鼻声だし、身長も高くないし。

いいなあ。
そう思う。
すごみをかんじるんだよなー。


一度彼に聞いてみたことがある。
「ねえIくん。君は焦ることあるの?」
「いや、ありますよ!ただそう見えてないだけかもしれませんね」
「そんなふうにか見えないな」
「いや、めっちゃ焦ってますよ。体も汗ってますしね。」
確かに、汗はかいているかもしれないがそれは分からない。

いやー、これは得だよ。
Iくんの心の中は人には見えてないので、結局は外見で人は判断する。
それがIくんの印象になるのだ。
だから、余裕に見えるIくんはそれが長所だな。
そう思った。

これまで彼には代名詞がなかったが、今回こう名付けようと思う。

マジェスティック I


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