存在の刷り込みが効果的だった
大阪から転勤する際に、担当の引き継ぎを行った。
ここ最近はコロナでほとんど会えていなかったので会いにいくのは
2年ぶりのお客さんもいた。
営業って、会うのが最も大切だし、会うことで人との距離は縮まると思う。
だから、今回の僕の場合は、
「え、誰?」
となるのが普通だと思った。
しかし、引き継ぎをしていて、皆が僕の存在を覚えていてくれた。
それはなぜだろう?
お客さんから答えをきかせてもらった。
それは、資料を送付したり、問い合わせのFAXに回答したりするときに、
かならず、手書きで一言コメントをしていたことにあった。
ただの資料送付や回答だけだと、それは物にすぎない。
僕は会えないならどうしようと考えていたので、コメントを書いていたのだ。
自分をこんなふうに客観的に見て、高評価しているのは変かも・・・笑
だけど、実際にそれが功を奏して、お客さんからいつもあっているかのように
接してもらえた。
お客さんからも
「いつもコメントくれて、熱心やな!」と言っていただけた。
僕は気持ちが熱くなった。
中には、熱心にしていたのに恩返しできていなくてごめん!と
泣きそうな顔(いや泣いていたと思う)のお客さんもいた。
電話でもいいじゃん!って思うけど、電話って相手の時間を奪ってしまう。
それなりの話や、よほど関係が良好でなければなかなか受け入れられない。
まして、今の社会はとても忙しい。
そんな中電話を頻繁にしてきたらどうだろうか?
僕だったら、面倒だと思う。
でも資料の送付や、一言コメントだと相手の時間を奪うことなく、
自分の存在を刷り込んでいける。
代名詞もよく使ったな。
なかなか普通ではできないかもしれないが、何かのきっかけで、僕の名前が
「ジュマンジてつや」となっているお客さんがいた。
そこでは社員の方たちが皆口を揃えて、ジュマンジ!と唱えるのである。
実際引き継ぎに行った時も、顔を思い出すには時間がかかったが、
ジュマンジですというと、あージュマンジさん!
こんな具合だ。
これはそこの店長との合言葉だったので、いつもは店長あてにジュマンジと
名乗っていた。
それが他の社員さんにも伝達して統一された。
ぼくは会社の〇〇さんからジュマンジてつやになっていたのだ。
そんなことで、いい形で引き継ぎを終えれた。
後任者は僕と比較されるかもしれないけど、営業ではあるあるだ。
後任者も自分なりにやってくれればいいと思う。
東京でも存在の刷り込みを続けて、人をたらして行こうと思う。
今日も仕事を楽しもう。
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