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Leica R8 & Vario-Elmar-R 35-70mm/f3.5 津和野町「狐の失せ物探し行列」を撮る

そんなこんなでLeicaM3購入してすぐにLeicaR8を手にしたわけです。

自分でも何をどうしたいのかよくわかりませんが、写真を撮るのが楽しすぎるので良いとしましょう。

それでは、写真をご覧ください。※写真はネガフィルムをデジタイズ後、リサイズしています。

camera:Leica R8

Lenz:Vario-Elmar-R 35-70mm/f3.5

film:FUJIFILM C200

作例の後の、カメラとレンズのレビューを書いています。


作例集

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レンズはLeicaの皮を被ったミノルタ。国産レンズらしく、ストレートに写ります。

コントラスト強めですが、歪みなどがなく優等生なレンズですね。

そしてなぜ狐?


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これは島根県津和野町で行われた『狐の失せ物探し行列』です。

友人に誘われて一緒に行ってきました。


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詳細はこちらを御覧ください。

一見、厳かな雰囲気ですが・・・


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こんな喧騒の中にあります。これが噂のシルバーカメラ軍団か!


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狐の旦那さんが、奥さんを迎えに行くところです。

津和野は山陰の小京都と呼ばれ、古い街並みが残されています。


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そんな中、唐突にフジカラー


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なまこ壁と狐

このレンズですが、ピント合わせに癖があり、なかなかうまくいきません。

まだまだ修業が必要です。でもフィルムだと、モワッとしても昭和っぽい感じになって良いですね。


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なまこ壁とマスク狐

狐もコロナウイルスが怖いようで。


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撮影後半になると、ピント合わせも慣れてきました。

お嫁さんを迎え、一緒に練り歩きます。


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行列の周りはものすごい人、人、人


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フィルムらしい立体感、これがデジタルには撮れないんですよね。


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やはりズームレンズは便利だなあと、自宅に置いてきたLeicaM3とSummicronを想う。


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寒い中でしたが、こういう撮影イベントは初めてだったので有意義なひと時でした。


LeicaR8 レビュー

各部詳細はこちら↑

撮影はすべてAモード(絞り優先)にて行いました。

心配していた露出計ですが、予想に反して優秀で極端な失敗写真はなし。

さすがプロフェッショナル機ですね。

高級バクダンおにぎりと呼ばれた賛否両論デザインですが、これが意外に手に馴染みます。

操作もすぐに慣れ、まさにドイツの人間工学デザインといったところ。

ミラーショックも少なく、一眼レフカメラにしては静かな方だと思います。

あとやっぱり目立ちますね。なんせ首からバクダンおにぎりぶら下げているわけなので。


Vario-Elmar-R 35-70mm/f3.5 レビュー

まず言えるのがピント合わせ。

R8のファインダーは、一般的な国産機と違ってちょっと珍しいピント合わせを要します。

まあこれは慣れですが、Nikon機になれた僕からすると咄嗟のピント合わせがまだまだで今回もピントずれ多発でした。

レンズの繰り出し方法が慣れているNikonレンズと違うのも原因だと思います。

次回書きますが、無限遠が怪しく、オーバーインフ気味です。

この辺がAFに慣れた人間からすると気づきにくいポイントですね。

撮れる写真はまさに優等生、シャープでコントラストくっきり、歪みや周辺光量落ちもほとんど無いです。

ミノルタが光学式を作っていますので、Leicaらしくない感じもしますが、そこは日独の良いところどりということで。

35-70mmというズーム域ですが、やはり24mmくらいから欲しかったですね。

あと開放F3.5だとISO200のフィルムではちょっと暗い。ISO6400なんていうデジカメのオートISOに慣れきっているとこういうことがわかりにくくなりますね。

最短焦点距離1mなので、物撮りや子供の撮影は不向きです。


総評

総評として、さすがプロフェッショナル機という感想です。

レンズがミノルタ製ではありますが、しっかりとLeicaの思想をデザインに落とし込んでいると思います。

国産機の多機能&頑丈&小型&低コストとは全く違うイデオロギーで作られた工業製品であり、撮影機能以外のデザインにも深くてシンプルな造詣が組み込まれています。

どちらも一長一短ありますが、Leicaの完全自社設計一眼レフカメラであるR8はその名に恥じぬエッジの効いたプロフェッショナル機であると思います。

あとは壊れずに頑張ってくれることを祈るのみですが(笑)


この記事を読んでしっくり来たあなたには、おすすめなカメラですよ。

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