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受注&行商がひらくソーシャルビジネスの可能性 itobanashiポップアップ in エシカルペイフォワード

かつては当たり前だったこと、近頃は失われつつあること、それを現代にリデザインして人間的な暮らしを豊かにすること。

これからの事業、特にソーシャルビジネスには必要な要素の一つだと思う。

itobanashiを好きな理由はいくつかある。インドの刺繍の繊細な美しさ、服の洗練はもちろんのこと。伊達文香さんや大川あかりさんとすごす時間の楽しさもある。でも僕が魅力に感じるのは、上記のようなこれからのソーシャルビジネスに必要な要素を見せてくれるからだと思う。

その一つが、オーダーメイドだと思う。受注生産。

かつて服のあつらえは当たり前だったけど、最近ではスーツでもオーダーは少ない。誰もがすぐに服を買って、着て、そして捨てられる。とても便利な、ファストファッションのサイクル。すぐに買って着たいという欲望が叶えられる目先だけの世界。

だから服ができるまでの時間にも、作っている人にも思いを馳せない。人が刹那を生きていて、社会とつながらない。そんな服は、人間性を豊かにしないかもしれない。

そして既成服をすぐに買って着たいという欲望を叶えるためには、大量の在庫が必要となり、それは売れ残って大量のゴミ、衣料品ロスとなる。

衣料品ロスは向き合わなければいけない問題だけど、オーダーメイドにすれば解決できる。ブランドの経営も安定する。

おそらくエシカルブランドの多くは、これから受注生産にシフトしていくのではないかと思う。難しいことではない、数週間や数カ月、待ち遠しい心で待てばよいのだ。いまごろインドの誰々さんが刺繍をひと針ひと針縫ってくれているのかな、、とか思いながら。

もう一つが、行商。

itobanashiは地縁のある広島や奈良で受注会をよく行っているが、かつての反物屋の行商のように軒先を借りて地域の人たちと話しをしながら接客を行っているらしい。やどかり方式。

地域の人たちからすれば、そろそろ季節が変わる頃にitobanashiが来て、映画上映なども楽しみながら次に着る服を頼めて、顔見知りと会ったりインドの話しを聞けたりする、スローで人間的なサイクルができてくる。

手堅いファン作りだし、コミュニティマネジメントだと思う。

受注生産をやっているブランドはあるが、こんな行商を行うところは、、、ないんじゃないかな。。

ということで、僕はitobanashiが好き。

ついでながら、itobanashiのブランドモデルをやっているのは準ミスワールド2017様である篠田るみさんで、たぶんちょっとしたブランドより豪華だと思うんだ。ちゃんとインドにルーツがある篠田さんにモデルをやってもらうことでブランドの軸もはっきりするし、篠田さんも写真ではとっても知的なクールビューティーに見えるし、、。

というitobanashiが、9月2日(日)まで日本橋・水天宮前のエシカル商品のセレクトショップ、エシカルペイフォワードでポップアップ&受注会をやっています!コートとかすごく素敵なので見に来てください!

https://www.facebook.com/events/263686140906192/


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