フィールド言語学者、巣ごもる【読書録】：星３

【書評】★★★（読む人を選ぶが良著） 俺の趣味の一つに語学がある。 もちろん、流暢に話せるレベルには到達していないものが圧倒的に多いが、他言語を学ぶと言語の違いはもちろんのこと、その国の環境や考え方もどことなくイメージできるようになってくる。 日本語は母語として、英語は平易な論文は読めるが日常会話は難しい。 ドイツ語、中国語、イタリア語はごく簡単な挨拶程度ならなんとか。 モンゴル語、ロシア語も少しだけ触れたことはあるけれど、キリル文字がどうにも抵抗があって先に進まない。 そ

インドにおける代理出産の文化論 【読書録】：星３

【書評】★★★（読む人を選ぶが良著） 出版されてからもうすぐ10年経つから、インドはもちろんのこと世界的な風潮は大きく変化しているのかもしれない。 ただ、代理出産とはなにか、それがかつて、あるいは今現在もどのように運用されているのかを理解するのにはぴったりな著書だ。 値段は小説と同じくらい。ページ数は注釈を含めても50P程度と一晩あれば読み切れるだろう。 ただ、注意してほしい。本書は答えを教えてはくれない。正解へと導いてもくれない。出産の商品化のゆくえを示してなどくれない。

旅行用鞄買い替え小噺：その２

先日、旅行用カバンについて色々と調べてみた 今回は実際にお店に行って確認してみた感想編。 ちょっと短めのつもり 札幌は便利な街で、そこまで遠出しなくても先にあげたカバンを４つ確認することができた。 トライパック45（mont-bell） クーラ30（Millet） コンパス30（GREGORY） tribute40（karrimor） トライパック45（mont-bell） 最初に見たのがこれ。ぱっと見はちょっとダサめ。カッコ良くはないのがmont-bellの残

フォカッチャ　アッラーリオ［料理日記］

フォカッチャが好きだ 特になにか特別なエピソードがあるわけじゃない けど、イタリアンを食べに行った時に美味しいフォカッチャが出てくると少し嬉しくなる。 そして、フォカッチャの美味しい店は大体料理も美味しい サイゼリヤでは何を食べるとしてもフォカッチャを頼む うそ。サルシッチャサンドを食べる時はフィセルで満足している。サルシッチャのセルフサンドはマジでうまいからおすすめだ。ばりっと折れるソーセージではなく、噛み締めるたびに肉の旨みが溢れてくるサルシッチャと、酸味と甘味のバランス

旅行用鞄買い替え小噺

先日の海外旅行記事を書いてから、旅行欲の高まりを感じている。 今日は当直なので、一日中時間を持て余しているのもあるが、 本棚で眠っていたlonely planetを開いては、あっちがいいぞ、こっちもよいなと呟いてみたり、 宿泊日数ごとに旅行計画を立ててみたり、 目的国でその国の人と仲良くなるための10のフレーズを翻訳してみたり。 もっとも、旅行はその準備が8割なんて知り合いの旅人が言っていたから、色々調べて楽しいのは当然の帰結だろう。 ちなみに彼女曰く、旅行（tour）は準備

そろそろ海外旅行に行きたい【ひとりごと】

　新型コロナウイルス感染症が流行してから２年が経った 　ロシア・ウクライナ戦争が始まって１ヶ月が経とうとしている 　Twitterで誰かが呟いていたが、景気が上がらないだの閉塞感だの言いながらも、世界のどこにでも旅行に行けて、少し先の食事やエネルギーの心配をせずに、夜には飲みに歩ける時代というのは本当に貴重で素晴らしいものだったのだろう 　健康は失ってはじめてその大切さがわかるように 　とはいえ、永遠にそれらが失われたわけじゃないし、コロナに関して言えばワクチンの普及とと

特別な平日の過ごし方

朝、起きて 電車に乗り 職場まで歩く 変わり映えのない仕事をして コンビニのご飯を食べて 定時から2時間ほど残業して 帰路に着く 安定した、でも刺激の足りない平日が続く コロナが流行る前は同僚と飲みに行ったりもできただろうが、 コロナも第６波。飲み屋になど到底行けない そんなご時世だからこそ、飲み会とは違う『特別な平日』が実はとても楽しいと気づかされる 『特別な平日』 仰々しい名前をつけてはみたが、なんのことはない 普段は泊まらない自宅の近くのホテルで１泊し アルコール

あぶらあげあれこれ［料理日記］

　味噌汁の具材について、語り出すとキリがない 　豆腐、わかめ、しじみ、大根、なめこ、ねぎ、、、 　変わりものだとトマトも美味しい 　俺としては、油揚げは一つ推しておきたい 　昔からわかめのみの味噌汁はどことなく物足りなさがあった 　なめこの味噌汁は少しマシだが、まだ弱い 　しじみになるとこれはこれであり 　大人になって、この辺りの満足度は出汁の多寡ということに気づいたため、自分で味噌汁を作るときは少し多めに出汁を引くようにしている 　具材から出汁が出るならちょい少なめだけど

サクッとわかるビジネス教養　地政学 【読書録】：星４

【書評】★★★★（多くの人におすすめしたい） 　『地政学とは……地理的に衝突が頻発する３大エリアをめぐる”国のふるまい”の研究』と筆者は書いている 　３大エリアとは、アジア、中東、ヨーロッパの三つのこと 　第二次大戦ではアジアとヨーロッパが戦火の舞台となったし、 　冷戦期の朝鮮戦争はアジア、湾岸戦争は中東が戦場となった 　ロシアによるクリミア侵攻は記憶に新しい 　世界中で多かれ少なかれ戦争や紛争、民族衝突はあるが、比較的多くの血が流れるのは上記の３大エリアとなる 　じゃあ

毎日いろいろアウトプットすると、カメラが欲しくなるよね。別にスマホで取ればいいじゃんって話なんだけど、やっぱりカメラがいいのよ。今のところ気になっているのはFUJIFILMのX-T30。気軽に撮れることが最優先だから、小さくて軽くて見た目がいいのが大事。まだまだ買うかは悩み中。

久しぶりにAmazon Echoに音楽再生させたんだけど、音楽を再生させるだけなのにUnlimitedの広告が差し込まれていた 筒井康隆が描いた世界まであと一歩

非常勤業務が増えたため、初めての確定申告。お手軽とはいかないまでも、割と簡単に済んでよかった 私は「所得は給与所得のみ」「株式は特別口座源泉徴収あり」「ふるさと納税あり」という感じ たぶんそのうちまとめる。乞うご期待