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外国人採用「キャリコンサロン編集部」#57

キャリコンサロン編集部マガジン、今回のテーマは「外国人採用」。
私は採用業務には携わっていませんので、実感値ではないのですが、ちょっとデータのご紹介を。

株式会社ディスコ キャリタスリサーチ
「外国人留学生/高度外国人材の採用に関する調査」
(2020 年 12 月調査)

https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/2022_kigyou-global-report.pdf

1外国人留学生を採用する目的

「外国人留学生を採用する目的は、文系・理系ともに「優秀な人材を確保するため」が最も多く、文系で約 7 割(71.8%)、理系で 8 割近くに上り(77.8%)、突出している。続いて「日本人社員への影響も含めた社内活性化のため」、「ダイバーシティ強化のため」、「外国人としての感性・国際感覚等の強みを発揮してもらうため」が上位に挙がり、外国人である強みを
発揮してもらうだけでなく、社内の活性化や多様性に対する意識の醸成など日本人社員への好影響をもたらすことも目的としていることがわかる。」

★優秀な人材が欲しいというのは日本人採用も含めて変わりませんね。「社内の活性化」「ダイバーシティ強化」というのは興味深い点です。

2外国人留学生の出身国(地域)

「2020 年度の実績が最も多いのは「中国」(62.8%)。次いで「東南アジア」(32.6%)、「その他のアジア」(18.6%)、「韓国」(16.3%)が続く。一方、今後採用したい地域として最も高いのは「東南アジア」で、採用したいと回答した企業は 68.6%に上り、高いニーズが読み取れる。「東南アジア」を詳細に見ると、特に「ベトナム」のポイントが高く、2020 年度の実績で 20.9%、今後採用したい企業は 3 割に上る(30.3%)。」

★中国、東南アジアが韓国よりも多いんですね。ベトナムのポイントが上がってきているというのも興味深い点です。

3外国人留学生を採用したことによる自社への影響

「好意的な影響として多くの企業が選んだのは、「異文化・多様性への理解の向上」(63.8%)、「日本人社員への刺激・社内活性化」(59.4%)、「グローバル推進への理解、意欲醸成」(59.4%)で、いずれも 6 割前後が選択。海外拠点との関係性強化などの直接的な利点にとどまらず、間接的に
も好影響を与えているケースが多いようだ。」

★1の問いと対を成す結果ですね。「異文化・多様性への理解向上」というのが良いなあ、と思いました。

今回はデータがメインでしたが、こうした状況を改めて見てみると、もう一方で「果たして日本は、外国人にとって就職するのに魅力的な国なのだろうか?」という疑問も湧いてきます。コロナ禍を過ぎ、「人的資本経営」が叫ばれる「日本」。本当に「誰もが働きやすい社会」になりますように。

今回はこのへんで。ありがとうございました。

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