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卒業「キャリコンサロン編集部」#55

キャリコンサロン編集部マガジン。今回のテーマは「卒業」。

会社を退職することになって、いろんな方から「卒業、おめでとうございます」なんて暖かい言葉を頂いたわけですが、私自身はこれまで何十人もの退職者を見送ったなかで「卒業」という言葉は使ったことがなかったんです。「会社を卒業する」という表現に若干、違和感を感じてたからなんですけどね。

今回、改めて自分が送り出される番となって、果たして、自分は「会社を卒業」できたんだろうか、と少し考えこんでしまいました。

「デジタル大辞泉」によると、こんな解説がありました。
「卒業」(そつぎょう)
[名](スル)
1 学校の全課程を学び終えること。「大学を卒業する」「卒業式」
2 ある段階や時期を通り過ぎること。「ボウリング通いはもう卒業した」
[類語](1)修業・修了・得業とくぎょう・巣立ち・卒・卒園(―する)終える/(2)完了・通過

この解説からすると、「2 ある段階や時期を通り過ぎること」がしっくりときました。

私にとって「組織内キャリア」を積んでいく、時期を「通り過ぎた」のだと。そして、今、新しい段階の入り口にようやく立っているのだということ。そして改めて、今、「キャリアオーナーシップ」=『個人が自分の「キャリア」に対して主体性(=オーナーシップ)を持って取り組む意識と行動』を意識するようになりました。

今後も学校や講座に通うなんてこともあり、それぞれの「卒業」を体験するかも知れませんが、自身の「羅針盤」をもって通り過ぎていきたいと思います。

「我々は、どこから来て、どこへ向かうのか」
(映画「ブレードランナー」)

はい、今回はこのへんで。ありがとうございました。

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