会社では教えてくれない『判断力』を上げるための秘術

おはようございます。テトリーです。
今日は最近チームメンバーから相談を貰った、『なかなか業務でどう判断すれば良いか分からない』というテーマについて少しだけ触れたいと思います。同じような悩みを抱えている方はぜひご一読下さい。

なぜ人は判断に迷うのか

まず最初に、判断に迷う要因を少し考えたいと思います。実際に私のチーム(技術職)の若手メンバー数名にヒヤリングした結果では、『前例がなく、やり方があっているか自信がない』という意見が最も多かったです。他にも経験不足・スキル不足を挙げる人もいました。

確かに過去に実績のある業務であればやり方がある程度確立されている事が多いですが、若手→中堅になってくると未知の業務に向き合わなければいけないケースが増えてきます。そうなった時に前例主義の思想では必ずカベにぶち当たります。

では一体どのようにすれば良いのでしょうか。

判断できる人はビジョンを持っている人

今度は逆に判断できる人のことを考えてみましょう。未知なる業務を割り当てられて、パパッと判断して行動できる人は大抵の場合、仕事に対して自分なりのビジョンを持っていることが多いです。

仕事ができる人でも分からない事、知らない事に直面することはたくさんあります。むしろそういったケースの方が多いくらいです。ただそういった方々は、『困難な状態に陥ったときにどう対処すべきか』というシステムを自分の中で構築できているので、その自分ルールに当てはめて判断をしています。

例えば製品開発の事例を挙げると、『自分はお客様第一で考える』というスタンスの人は、多少稼働やコストが掛かっても品質の高い製品を提供するという判断をすると思いますし、『コスト削減が第一』というスタンスの人は、多少の品質は抑えたとしても安い製品を提供したいと判断するはずです。

上のふたつの例は結果だけみると相反する内容になっていますが、どちらが正解でどちらが間違っているという事ではありません。『自分がこう思う』というビジョンを持って判断すれば、少なくともそれはひとつの答えなのです。

どうやってビジョンをもつのか

これは内面的な部分なので一概には言えませんが、ひとつ言えるのは必ず自分が納得できるものを選ぶべきだという事です。なぜならこれがモチベーションに繋がるからです。今すぐにビジョンを持て!と言われても戸惑うかも知れませんが、自分の信念を持たずにその日暮らしで仕事をしていると確実に仕事がつまらなくなります。

もし今の仕事がマンネリしていてつまらないなと思っているのであれば、自分のビジョンを見つける行動を起こしてみましょう。上司や先輩に尊敬できる方がいれば、考え方を模倣しても良いかもしれません。

余談ですが相手のビジョンが分かるようになると、コミュニケーションがかなり円滑に進みます。交渉や承認を貰いたいときは特に相手の立場で考えることが重要になりますので、ぜひ今後はこのビジョンというものを意識してみて下さい。

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