見出し画像

1年前上京したあの時のわたしへ。

上京して1年が経った。今思うとあっという間だったけど、この1年、辛い時間は本当に長く感じた。楽しい時間は一瞬で終わっていって、すぐに思い出になってしまうように感じた。総じていい1年だった、そう言いたい。

だから1年前、泣きながら家を出て新幹線に乗った自分が目の前にいたら、1年後の先輩としてこんなことを言いたいなって思いを書いていきたい。お手紙みたいになっちゃった。2500文字くらいずらーーーーっと。


1年前のわたしへ

実家を出る時、ありがたいことにご近所さんにも挨拶をされてしまい、絵に描いたように大号泣しながら彼氏の車で駅まで向かっていましたね。車でも泣いて、新幹線に乗る前も乗ってからも、東京に着いてからも終始号泣。本当によく頑張りました。1年経った自分が同じ状況に置かれたとしても、同じくらい泣く自信がある。それくらい地元や周りの人たちが大好きな気持ちは何も変わってません。東京に染まったりなんかしないから安心してね。

ベットと机と椅子。当時寮に入った時に備え付けられていたものはそれだけ。お風呂、トイレ、キッチンは共有という、協調性のない自分には地獄みたいな生活が始まります。「ルームシェアなんてどんなに仲良くてもできるわけない」こんな考えの自分だったけど、50人で共同生活が始まる。


それはもう案の定地獄みたいな生活だけど、あなたはそんな共有キッチンを使って毎晩料理を作るようになります。実家暮らしでお母さんの料理が好きだったし、お弁当くらいしか自分で作ったりしなかったのに、毎日ご飯を作って、メキメキと自炊力も上がっていきます。心配しなくても、夜はマクドナルドばっかりサイゼリヤは常連、コンビニで累計いくら使ったか想像できないなんて人にはなっていません。そして、食費の管理から、お金の管理だって立派にできるようになります。会社で学んだことじゃないこれは、あなたがもともと備えていた力です。こんな形でも結果を残します。だからもっと自分に自信を持っていいんだよ。


貯金はしなくていいです。いくらか貯めて家計が圧迫されるくらいなら、本やセミナー、旅行でもいい、"やりたい"を叶えられる何かに存分にお金を費やしてください。その体験に対して、金額以上の価値を見出してください。それが何よりも財産になるから。お金は使ったら消えるけど、その財産は一生モノになる。それが1年経った今リターンとして返ってくるものだってあるんだよ。上司からの評価っていう形で返ってきたものもある。だから躊躇わず自己投資をばんばんしていこう。1年後のわたしと一緒に、頑張っていこう。


入社して実務が始まって、忙しくめまぐるしい生活が始まります。そんな環境でも備え付けの適応力があるから安心して。それに「流れに身を任せず、どうすればもっとよくなるのか」の観点を常に持っているんだから、思ってる以上に積極的に動いていってね。なんか失敗しても、うるさい奴だなって思われたとても死なないから、恐がらなくていいよ。

社会に出て、会社のルールに従う中で、疑問に思うことに頻繁に出会うと思う。昔からこうやってきたから今も同じ方法でやってる、なんて理解しがたいことにたくさん出会います。そんな疑問をもつことは間違ったことじゃないし、これから社会で生きていく上で必要になる力です。意外と身近に理解者だっています。鵜呑みばっかりはしないと思うけど、おかしいと思ったことがあったら発信してみて。その時に、自分の意見とこうやったらいいと思うっていう考えもセットで。思ったより大人の人は1年目の話に耳を傾けてくれます。そしてその考え、ずっと変わらないでいてね。


家族も友達も彼氏も、会いたい時に会えないっていうのは想像してる通り、いや想像以上に辛いです。1年経った今でも辛いし、適応力はこの分野では活躍しませんでした、残念ながら。寂しくてどうしようもない夜に家のベランダからひたすらぼーーーーと、明るい新宿方面を眺めてたら何時間経ってたかわからないとか、気づいたら泣いてたとか、全然あります。(飛び降りたいなんて考えてないよ)1年経った今でも、あの時期には戻りたくないくらい辛かったな。でも1年後、そんな時期を乗り越えられたから、ちょっとだけ強くなってます。ちょっとかよって思わないで。ちょっとずつでいいから、強くなっていこう。


改めて自分は大切な人たちの近くにいるべきなんだと思うかもしれない。だからこそ、大切な人たちの近くにいるにはどうすればいいのか、今自分は何をすべきかを改めて考えて動いてみてね。将来そうなるために、自らの選んできたこの土地でできることが確実にあります。たくさんあります。


じゃあ何をしたらいいのか。動き方がわからなくて、これからのあなたは本当に紆余曲折します。明確な目標はあるけど、目標までの道のりで蛇行ばかりしてしまいます。1年経った今でも自分が走っている道は、蛇行なのか最短ルートなのか、正直わかりません。ただそんな蛇行も近道だったと言えるくらいに納得いくまひたすら動いてみてね。これも、初めはしんどいから、一緒にやっていこう。


今もだけど、結婚してるわけでもないし子供もいないし門限もない、晩御飯いらないってお母さんに言わなくてもいい、24時間を自分の好きな時間に使えるんだから、思う存分動いてください。そして東京はいろんなコミュニティがありセミナーやトークショー、勉強会、数え切れないほどあります。まだ土地勘ないからわからないと思うけど、今から住むその家は都心へのアクセスが抜群にいいです。興味があるものには全部足を運んで、全部自分で体験してみろ!!とまでアドバイスをしておきます。


今は想像つかないと思うけど1年後の自分は忙しくて仕方ないです。なんでかっていうと、ぼんやりやってみたいな〜って思ったことを実際にやっているから。これは紛れもなく行動した先にある忙しさです、そして何より楽しい。やってみたいことをやるのに躊躇う理由はひとつもありません。あるとしたらそれは言い訳だと思っていいです。理想だけ語って言い訳してはなんにもしない人、周りにいっぱいいます。これからたくさん出会います。ああは絶対になるな!!とアドバイスしておきます。



最後に。


辛いことも多い1年になります、まじできついことたくさんある。大阪に帰りたいとも思う、1年経っても思う。でも東京に来たことを心の底から後悔したことは一度もありません。辛すぎる、来なきゃよかった。。。。なんて思ってません。じゃあどうやってこれを価値ある体験にするかを考えられるようになります。そして、素敵な出会いもたくさんあります。

目先の辛さにやられてないで、1年後、3年後、5年後、、遠い先を見ながら、近い未来も見ながら、これから起こること全部たのしんでいけ!!!


総じてアドバイスなのかわからないし、予言してるみたいな文面になっちゃった。これからも忘れらない1年を過ごしたなぁって思うだろうなぁ。

3月末は毎年こんなエモい気持ちになってるのかも。

今日桜をみて、ちょっとエモくなってしまいました。

桜は毎年必ず咲くから、毎年この時期はこんな気持ちになってそうだな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?