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こんな本を読みました【2024.7】#day36

7月の読書記録です。




★萩尾望都『イグアナの娘』

わたしにしてはめずらしく、マンガです。著名な漫画家さんですが、初読み。

表題作の「イグアナの娘」は、子どもの虐待の話なのかなーと思っていたんです。最後まで読んだら、それだけの話じゃなかった。これが萩尾望都の世界観なの?うわーっとなりました。

この本には、6編のお話が収録されているのだけど、すべてに共通して描かれているのは、「愛」。「愛」って言葉にすると、なんだか薄っぺらいというか、嘘っぽくなっちゃうけど。やっぱり「愛」がないと、生きられない。いや、生きるだけならできるけども、空っぽで虚しい人生になってしまうんだろうな。


★雨穴『変な絵』

大ヒット作『変な家』に続く、第二弾!今回は、9枚の絵から謎を解くスケッチ・ミステリー(!)です。

母を殺害してしまった少女が描いた絵、妊娠中の主婦が描いた絵、行方不明になった男児が描いた絵、山奥で遺体となって発見された男性が描いた絵など、さまざまな絵が作中で登場します。

絵に隠された謎が解き明かされたとき、一見、何も関係のなさそうなそれぞれの事件がすべてつながっていきます。もう、お見事としか言いようがない、回収劇。どうやったら、こんな物語を考えられるんやろか?雨穴さんの頭の中を、一度覗いてみたい。

読書苦手な中学生の娘が「おもしろかったー」と言うほど、読みやすいミステリーです。皆さんも、雨穴さんのホラーな世界へぜひ!



以上です!
ではでは、また明日!


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36日目おつかれさま!
8月もがんばってこー!




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