見出し画像

★座談インタビュー★未来のてしかがスタイル会議を想う

こんにちは。4期生のアッキーです!
9月10日(日)にオンラインで開催された「てしかがスタイル会議Vol3.」が大盛況の中、幕を閉じました。
Vol.3では「生物多様性と持続可能性」をテーマに、成功したビジネスモデルの事例から今後、弟子屈町の自然と共存しながらどのように地域を盛り上げていくかについて考えました。

左:加藤敏明代表 中央:岡戸一代さん 右:加藤侑子さん

今回は、「てしかがスタイル会議をダボス会議にする!」という特別な想いをもって企画を担ってこられた加藤侑子さん、岡戸一代さんのお二人が対談し、今後のてしかがスタイル会議について意見交換を行いました。

てしかがスタイルってどんな会議?

加藤:新しい時代にふさわしい真の豊かさ、新しい生き方や環境作り、人と自然とのサスティナブルな関係性を築くためのプロジェクトを、弟子屈から世界に向けて「次の時代を私たちが創る」宣言を高らかに掲げるための会議として2022年から開催しています。
「Vol.1 弟子屈の今 そして未来を探る1日」、「Vol.2自然資本と経済活動の共生」に続き、今回が3回目の開催になりました。

てしかがスタイルVol.2

多角的な視点で考える「てしかがスタイル会議」

加藤:Vol.2からは、岡戸さんが加わってくださったことで、会議がどんどんバージョンアップされています。ずっと画面越しでしかお話しできていなかった岡戸さんと今回、弟子屈町でリアルで会えて感激してしまいました(笑)登壇者の方と一番近い岡戸さんの視点からは、Vol.2.~3のてしかがスタイルをどのように見てこられましたか?

岡戸:前回は、弟子屈町の見どころや、弟子屈町を盛り上げるための取組の紹介など、時間軸が「現在」に設定されていましたが、今回は環境への配慮など、「未来」にシフトされたところが、大きく変わった点かと思います。

加藤:専門性は少し高くなったかもしれませんが、「未来を創っていく」という明確な目的を持った人たちをターゲットに、より長期的な課題と向き合う必要があるということを発信できましたね。

岡戸:そうですね。
最後のセッション「300年続く森へ アイヌ文化継承の森づくり」では、弟子屈町の森林に生息する多種多様な動植物を守るための生態調査や保護活動、技術者の育成などの取組が発表されました。これこそが守っていかなければいけない弟子屈町ならではの特性ですよね。

絶滅種鎮魂祭が気づかせてくれたこと

鎮魂祭の様子

岡戸:9日に行われた地球上の人間至上主義のため絶滅してしまった動植物へお詫びして、祈りを捧げる「絶滅種鎮魂祭」に参列してからは、「弟子屈町の自然に敬意を表し、守る」という地域ならではの独自のビジョンにこだわりつつ、地域のために貢献できる経済的な側面での仕組みを作って、共感してくれる人にお届けしていきたいと考えました。

加藤:自然資源を犠牲ににして伸びていくのではなく、「未来から借りた資源を生かす」という発想にシフトできましたね。
一方で、こうした取組を続けるのって大変だと思うんです。どんなに質の高いビジョンを持っていても、アクションをしていく中で立ち止まったり、時には逃げ出したいと思うことは誰にでもあることだと思いますし。てしかがスタイル会議は、そんなときにいつでも戻ってきたいと思えるような居場所でもあってほしいです。

次のてしかがスタイル会議のゆくえは??

加藤:次のてしかがスタイルは、どんなコンセプトで開催しましょうか?

岡戸:ロングトレールウォーキングとかどうですか?
いつも通っている道でも、電車や車で通るのと歩くのとでは、まったく違う世界だと思います。弟子屈町の自然の雄大さや魅力を改めて感じることができて、自然に感謝できるいいきっかけになるかな、と思いました。

加藤:気候変動や環境問題に向き合う上で、自然資源と交流するというか、森の一員になるってとっても重要なことですよね。
弟子屈町でも毎年「100km歩こうよ大会」が開催されていますよね。

加藤:これまでいろんなものを犠牲にしてしまった代わりに、人類が作り出した「テクノロジー」を自然環境保護に生かしていこうという取組をされている方もいらっしゃいます。AIなど近代的視点も加われば、また新しい自然環境ができそうですね。

文:アッキー(4期生)
千葉県で在住外国人と子どもたちとの交流をサポートしています。





この記事が参加している募集

#SDGsへの向き合い方

14,647件