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\登壇者のご紹介No3/アイヌが大切にしたイオル型多層林って??ー9月10日てしスタ会議

てしかがスタイルすがわです。
昨日に引き続き、登壇者のご紹介です。今日は13時30分〜14時10分にお話しいただく北海道平取町アイヌ文化振興公社の木村美咲さん。

平取町は「びらとりトマト」の生産で有名で、北海道外でもスーパーなどでよく見かけるブランドトマトなので、知っている方も多いかもしれません。

 そんな平取町の中でアイヌの伝統が色濃く残る地域として広く知られるのが二風谷(ニブタニ)です。二風谷は、アイヌ語では「大森林」「野の林」などといった解釈が推定されているような土地だそうで、四季折々の表情を豊かに映す河川や森林で自然を尊び、学び、共に生きる沙流川流域のアイヌ文化が現在まで脈々と引き継がれています。

平取町を流れる沙流川 (平取町ホームページより引用)

平取町では、アイヌが大切にしてきた森を「イオル型多層林」として捉え、300年続く森づくりを目指し取り組んでいます。このイオルというのは、かつてコタン(集落)に住んでいたアイヌにとって、自分たちの生活の場である森そのもので、狩猟したり、山菜を採る場所として大切にしてきた山や川を指しました。
 
二風谷のある沙流川流域でもそのほとんどの山や川が、どこかのコタンのイオルと決められていて、それぞれのイオルで自然と人が共生しながら、豊かな自然を育み、その恩恵に与ってきました。

当時のコタン(集落)をイメージして復元されたチセ(家)(平取町ホームページより引用)

そんなイオルの森を再生し、多様な生物たちのための森づくり行っているのが、平取町アイヌ文化振興公社さんで、今回は、「21世紀・アイヌ文化伝承の森」プロジェクトの主任である木村美咲さんにお話しいただきます。

 単なる森づくりではなく、アイヌの文化と豊かなイオルの森を守り、後世に伝承しなければならないと考え、継承という観点を取り入れた森づくりとはいったいどんなものなのでしょう。

北海道平取町二風谷生まれ。アイヌ文化に触れながら育った木村さん

木村さん達の活動は、環境問題だけではなく、文化の継承という点からも様々な伝統工芸に携わる方からも注目をあつめ、多くの方が学びにやってくるようになりました。豊かな自然を活かしながらイオルを再生する、そしてそれを伝承していく。そのためにどんな取り組みを行っているのか、お話しいただきます。

ぜひご参加ください!

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てしかがスタイル 須川定徳 
奈良(18)→北海道(7)→京都(5)→東京(3)→北海道(5)→東京(5)→奈良生駒と居住してきて、北海道に縁があり、屈斜路湖が好きなので1歳の娘と弟子屈スタイルに参加。いつかは弟子屈に移住したいけど冬が怖いので、2拠点生活をしたいなぁ。