Ikuko Tanioka

カンボジアで発行しているフリーマガジン、”クロマーマガジン”編集長。カンボジア在住。3…

Ikuko Tanioka

カンボジアで発行しているフリーマガジン、”クロマーマガジン”編集長。カンボジア在住。3年前に全くの異業種からいきなり編集に。カンボジアのモノコトについて発信しています。

マガジン

  • tesapheap ~カンボジアの人と風景~

    カンボジア在住6年、1男1女の母であり、カンボジアを紹介するフリーペーパー・クロマーマガジンの元編集長の私が、カンボジアの人と風景にまつわる記事を掲載。 カンボジアの食や文化、旅行、海外での子育てにまつわる風景をお届けします。

最近の記事

私と舞さんが、なぜ、今、コンポントムを暮らすように旅する雑誌を作るのか

以前、紹介したサンボービレッジの舞さんから、雑誌制作のお話をもらったのは、今年の9月のこと。とは言え、私と舞さんらしく、明確に「雑誌を作ろう!」ではありませんでした。 前回の舞さんとサンボービレッジのお話は、こちらから読めます。 初めの物語 コンポントムの過ごし方を、サンボービレッジに泊まってくれるお客さんに知ってほしい。ガイドブックのような、雑誌のような、でもみんながイメージするガイドブックのようにコンテンツを載せるのではなく、過ごし方のヒントがふわりと空から降ってく

    • トンレサップのほとりで、手作りとお母さんの笑顔に会いに行きませんか? 日本人女性がカンボジアの女性たちと紡ぐ手仕事のストーリー

      世界遺産アンコールワット遺跡群のあるシェムリアップ。観光客で賑わう街中には、お土産物屋さんが軒を連ねています。しかし、多くのお土産物屋さんに並ぶ手作りの籠や民芸品はどのように作られているか、知っている人は少ないでしょう。 今回は、そんな手作りの品に惹かれ、カンボジアの女性が生み出す手仕事の場を創り出している、ゆきこさんの工房を訪ねてみました。 中川ゆき子 Nakagawa Yukiko アジアをバックパック旅行で巡る中、カンボジアに惹かれ2005年より在住。旅行会社で働く中

      • カンボジアのお母さんと共に暮らしを学ぶ料理教室

        シェムリアップのどこにでもある住宅街。半屋外にしつらえられた台所から賑やかな声が聞こえてくる。 一緒に料理するのは、カンボジアに初めて来た日本人観光客とカンボジアのお母さん。50代のお母さんは、自分でも手を動かしつつ参加者たちにテキパキと指示を出して料理を進めていく。 「ほらっ、そんなに厚く切っちゃダメ!これはうすーく切らないと」 「こっちの鍋をかき混ぜて!焦げちゃうわよ」 「ほら、この葉っぱはね、お料理だけじゃなくてお腹の調子が悪い時にお茶にして飲んだりするのよ」 お母

        • ”コオロギ”でカンボジアの農家の未来をつくる!葦苅 晟矢さんロングインタビュー

          ―葦苅さんはカンボジアに来てだいたい何年ぐらいなんでしょうか? 2018年の6月からなので、ちょうど3年目になります。カンボジアでの生活にも大分慣れてきました。 ―葦苅さんが行っているコオロギの事業について教えて下さい。 現在はベースは日本の会社なのですが、プノンペンに基本的な加工を行う加工場と事務所があります。プノンペンでは4名のカンボジア人スタッフがマネジメントの仕事をしたり加工を行ったりしています。農家さんが生産したコオロギを買い取るという形で生産委託をしています。 ―

        私と舞さんが、なぜ、今、コンポントムを暮らすように旅する雑誌を作るのか

        • トンレサップのほとりで、手作りとお母さんの笑顔に会いに行きませんか? 日本人女性がカンボジアの女性たちと紡ぐ手仕事のストーリー

        • カンボジアのお母さんと共に暮らしを学ぶ料理教室

        • ”コオロギ”でカンボジアの農家の未来をつくる!葦苅 晟矢さんロングインタビュー

        マガジン

        • tesapheap ~カンボジアの人と風景~
          5本

        記事

          作業のあいまに、出会ったこと?

          ここ1か月ほど調べものや制作がつづいている。 締切が迫る中、ネットや聞き取りで調査したものをひたすら文章と図におこす日々。 まぁ、調べる内容は違うけど、いつも通り、それ以上に単に忙しいよっていうことなのだけど。 そんな時の私の集中法は、ひたすら音楽で周囲の音をシャットダウンしつつ、リズムで気分を盛り上げる、Youtubeでひたすらプレイリストを延々と流す。 そんな中、ほんとうに久々に、20代後半から30代前半、冒険めいた気持ちで参加していた沖縄での日々を思い出す曲の数々を聞

          作業のあいまに、出会ったこと?

          いまだからこそ、新たにはじめる。コンポントムで暮らすように旅する場を生み出す、吉川舞さんに、これからのことを聞いてみた。

          2014年にコンポントムの地元の人と旅する人をつなぐ旅行会社、Napura Worksを設立した吉川舞さん。Napura Worksの活動については、是非、彼女の記事を読んでみて下さいね。 そんな吉川舞さん(以下、舞さん)が、2020年9月、コロナ禍まっただ中のカンボジアでヴィラホテルのオーナーになるというお話が耳に飛び込んできました。 カンボジアは、早い段階で海外からの旅行客受け入れをストップ。コロナ罹患者はとても少ない状況ですが、主要産業である観光業は壊滅状態。202

          いまだからこそ、新たにはじめる。コンポントムで暮らすように旅する場を生み出す、吉川舞さんに、これからのことを聞いてみた。

          本当にいいと思うものが商品にできるとは限らないジレンマについて

          前回の投稿から、あーっという間に10日ほど。あぶないあぶない、ここでちょっとでも書かないと続かないのは、過去の経験からわかっているので、今回は内面というより、今、私がかかわっている、カンボジアの旅行事業について、ちょっと考えてみた。 何でもアリな立ち位置ならではの難しさまずは、自分のことについて。今の部署は、カンボジアの現地旅行代理店のメディア事業部を独立させた関連会社、ということになっている。 自分たちの受注した仕事がメインだが、まぁ、旅行事業部スタッフが不得意な資料作成

          本当にいいと思うものが商品にできるとは限らないジレンマについて

          早くも、倦怠期!?

          仕事という枠組みではなく、書くという事をはじめてみよう!と意気込んで、というわけではないが、重い腰をやっと上げてスタートしたこのnote。 早くも、1週間という期間が空いてしまった。 言い訳かもしれないが、仕事の校了が迫っている(1日1000字ほどの文章+英訳+制作の日々があと4日ほど続く…)ということと、子どもとの年中行事(クリ活)が重なり、どうにもPCに向かって書くことができない日々が続いた。 余裕がないと、アウトプットできない、ということは、仕事で書いてる文章は、血

          早くも、倦怠期!?

          膨大な情報の海に埋もれる日々から抜け出す

          カンボジアに移住してきて5年。大きな変化の一つに、TVをはじめとしたマスメディアから離れたこと。 カンボジアにもTV局やケーブルTVも多々あるので、見ようと思えば見れる。だが、自分が選んでいるようで、実は見せられている(何故か離れられない)この膨大な垂れ流しの情報に、いい機会なので離れてみようと思い、TVを見ない生活をスタート。 結果は、選んでいるようで選んでいないSNSの情報に翻弄されている。この、見たいわけではないのに、他人の近況やシェアしている何気ない情報、広告など

          膨大な情報の海に埋もれる日々から抜け出す

          カンボジアで出会った、贈り合い

          noteでの最初の投稿で、書くという事、について書こうといったそばから、2回目の原稿のタイトルがコレ。 ただ、書くという事は温度感も大事かと思うので、出会ったそばから活字にしていこうとも、思っています。 私は、現在カンボジアのシェムリアップというところに住んでいる。知らない人の為にちょこっと解説しておくと、シェムリアップという土地は、さながら日本の関東で言うと鎌倉のような、関西で言うと奈良のような立ち位置。(よけいにわかりずらいか!?)世界遺産のアンコールワットを中心とした

          カンボジアで出会った、贈り合い

          書くということについて

          note初回、あくまで備忘録なので、他の人が読むことを意識した文章ではないけれど、書くという事について自分の思いやかかわりを考えてみた。 今、カンボジアでフリーマガジンのライター兼デザイナー兼編集という、なんとも欲張りなことをやらせてもらっている。媒体の特徴が、旅行で訪れたい・触れ合いたい、カンボジアのいい事やモノを紹介する、というのがテーマなので、必然的に自分の印象というよりは、客観的なとらえ方で見て文章化することを心がけている。 もちろん、それが悪いこと、というわけで

          書くということについて