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《自己存在探求の旅路》無意識、宇宙、他者、霊性

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生きている事、死ぬ事、死後の世界、神話、意識、無意識、魂、霊性、宇宙、星、素粒子、自己と他者。自分が生きてる意味とその存在、その世界について探求していくマガジンです💫💫💫💫
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2022年12月の記事一覧

5と7のヒビキ

日本には昔から五と七のリズムがあります。 日本最古の和歌集である「万葉集」の和歌も五・七・五・七・七でできており、遙か昔から日本人の私達には馴染みの深いリズムです。 俳句や短歌、川柳や標語など、そのリズムは今も私たちの生活の中に息づいています。 日本文学の古い時代には律文が唯一の文字で、散文は後に生まれたものなのだそうです。 古代から私達に受け継がれてきたこのリズムが、散文よりも先にあったのです。 なんとなく定形に囚われない自由な散文というものが先にあって、それから

【ハーブ天然ものがたり】アンジェリカ

大天使ミカエルのハーブ アンジェリカは和名セイヨウトウキ(西洋当帰 Angelica archangelica) 学名の Angelica は天使、種小名の archangelica は大天使の、という意味で、生粋の天使まみれの名をもつハーブです。 大天使とはミカエルのことを指しており、疫病が流行したとき修道僧の夢に大天使ミカエルがあらわれ、このハーブに疫病を防ぐ力がある、と伝えたのが由来です。 大天使ミカエルは、ガブリエル、ラファエルと並ぶ三大天使の一人 ・神の意思を

episode12 次元観察子が進化を導く

この「ヌーソロジーが面白い」というマガジンでは、ヌーソロジーという思想体系を創り上げた半田広宣さんの「2013:人類が神を見る日」と「2013:シリウス革命」という2冊の本を読み解きながら、私たちの意識(魂)の出自や私たちがこの世界に存在している理由を紐解いています。 前回は、ヌーソロジーの「次元観察子」Ψ1とψ2についての書きましたが、今回は、あらためて「次元観察子」とは何かを説明していきたいと思います。 この引用に出てくるタカヒマラとは「およそ存在と呼べるもの、そのす

ウパニシャッド哲学 五火二道説

今回は「チャーンドーギヤ・ウパニシャッド」や「ブリハドアーラニヤカ・ウパニシャッド」等に登場する「五火二道説」がテーマです。この思想の原点は、意外にもバラモン(司祭)階級ではなく、クシャトリア(武士王候)階級の思想です。 ここで、輪廻の主体となっている霊魂(アートマン)は、宿る個体の死後、生物圏を脱して、大気圏→宇宙(月)→大気圏→水圏・地圏→生物圏と循環しています。高等生物として生まれるだけの功徳を前世で積んだ魂は、生物圏において独立栄養生物→従属栄養生物という経路で、再

命とは

10日ほど前に救急車で運ばれた義兄は 大動脈乖離で今も集中治療室です。 運ばれたその日に 妻が「もう還らないかもしれない」と思いつつLINEしたそうです。 妻「何か欲しいものがあったら言って」 義兄「……」 それっきりそれから1週間 もうダメなのかと思っていたら突然返信があり 義兄「サンキストのオレンジジュースが飲みたい」 と返ってきました。 担当医が気管挿管を外そうとしたら まだ自発呼吸ができなかったらしく そのタイミングで返信してきたようです。 義兄の歳は私と同じ50

スウェットロッジでの死と再生の経験

サマリースウェットロッジは、理性と感性のバランスを取り戻すための儀式です。 儀式は、死と再生、自己変容(トランジション)の物語です。 私は、スウェットロッジの中で妻をはじめとする他者とのつながりが深まり、少しオープンで柔らかい自己に生まれ変わったような気がしています。 大切な人たちにも、ぜひ体験してみて欲しいと思います。 スウェットロッジとはネイティブアメリカンによる儀式です。 端的に表現すると、スウェット(汗)をかくためのロッジ(テント)に入ることです。ロッジの中には