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暦の修正

日本も暦を良くするべく中国から学んでいました。

中国では、オリジナルを作っていたわけですから、相当な編纂をしていました。
その中でも苦労していたのが年の初めである正月の設定でした。

殷の時代には冬至の一ヶ月後を正月として設定していましたし、周の時代になると冬至の時に正月を設定していたのです。

春秋時代には19年に7回の閏月を挟むことで暦のずれが修正できると見つけましたし、この頃には365日で地球が太陽の周りを一度回ることも特定できていました。

神の窓口である天体を正しく観測し、正しい暦を民に伝えることが皇帝の役割だったのです。

このような考え方が続き漢の時代は、暦の大改革が皇帝ごとに行われました。
武帝の時代に太初暦ができました。

そこから、清の時代に時憲暦ができるまでに、46回も暦が変わったのです。

ちなみに中国の暦は太陽と太陰の運行によって作られた太陽太陰暦です。
インド暦、バビロン暦、ユダヤ暦、ギリシャ暦もそうですね。

完全な太陰暦はマホメット暦です。

太陽暦はエジプト暦、古代ローマ暦、ユリウス暦があります。現在のグレゴリー暦も太陽暦ですね。

世界の暦はその民族が考え、その場所に適したものを作ったわけですから、安易に導入したのは見えない世界のことを考えると不安でしかありませんね。

見えないものをないがしろにしてきたからこそ、今までの暦を設定する努力を忘れて、他のものを入れてしまい色々なものを崩してきました。
それは闇のやり方です。
彼らに対処するためにも見えないことは知る必要があるのだと思います。
皆さまも関心がおありでしたら、ぜひご一緒しましょう。


これからも良い記事を書いていきます。