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学術

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学と術に関するマガジンです。占術、霊術、霊学、陰陽道など、学や術、あるいは道に関する理論や概論をご紹介しています。
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#中国

劉邦の参謀

紀元前206年から4年間にわたった漢楚決戦において項羽に大敗して敗走した劉邦は、かろうじて洛…

禅の無言の教え

禅とはそもそも何なのでしょうか。 禅はサンスクリット語でディアーナと言いとで禅那とも書き…

杜甫と病

杜甫は飢饉などを目の当たりにした後、成都に移り住みました。 成都では平穏な暮らしをするこ…

杜甫のキャリア

杜甫は命がけで長安を脱出して無事に皇帝の粛宗の元にたどり着くことができました。 この時に…

変わりゆく適切

物事が動いているその法則を知り生まれてきた弱点をつくことが作戦の肝でした 国で言うならば…

脈々と継承する密教

密教は呪術的な要素を得て発展していきました。 インドでは7世紀〜8世紀ごろに密教は一つの頂…

動乱の詩

玄宗、粛宗、代宗の三代を過ごした杜甫は、さまに唐の時代が平和から動乱に移っていった頃でした。 安禄山の乱もありましたし、都は陥落してしまいました。 小さな反乱も頻発したため、社会全体が騒乱や飢えで苦しみました。 杜甫の詩というのは、そんな歴史を反映したものなのでしょう。 1500以上の詩を残していますが、政治の興亡や社会の動乱という社会的視野に立った詩を芸術の観点で写実したと言えるでしょう。 杜甫の一族は、元々は長安の南に住んでいた名門でした。そこから湖北に移り、曽祖父

自らの幸せを探して

李白は様々な経験をして、玄宗皇帝に召され、長安にのぼりました。 そのままいけば、このチャ…

諸葛亮と周瑜

諸葛亮は孫権と手を結ぶためにあえて一石投じる様な発言を行い、同盟に成功しました。 赤壁の…

李白の旅

25歳の時、李白は旅に出ます。 しかるべき地位を得て、政治に参画したいという思いもあったか…

陰と陽の混ざり合い

古代の自然哲学をやろうと思うと、必ず出てくるのが陰陽論です。 陰陽マークは皆さまも見たこ…

若き日の李白

李白は中国で最もロマンティックな詩人と言えるでしょう。 反逆精神と英雄気概に満ちた作品を…

暗黒時代の哲学

魏から東晋にかけての時代。 紀元前220年から、420年ほどの600年間は、暗黒政治なんて言われて…

霊仙の国を守る奥義

霊仙は、国家的事業としてのサンスクリット語の経典の翻訳を完了することができました。 その活躍により、皇帝から三蔵の称号を賜ったのです。 これが日本人で唯一の三蔵法師となった理由です。 この活躍があり、皇帝は霊仙を祈祷僧に任命しました。 わずか10人という狭き門です。 皇帝の祈祷をやるわけですから、護国のための国家機密とも言える密教の秘法を習得するチャンスとなりました。 数々の唐の朝廷が持つ秘法を習得した雲仙は大秘法と言われる太元帥法を知ることになります。 天をつくよう